特許
J-GLOBAL ID:201603020858540854

オーステナイト系ステンレス冷延鋼板を製造するための高速酸洗プロセス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 三好 秀和 ,  伊藤 正和 ,  原 裕子
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-525357
特許番号:特許第6031606号
出願日: 2013年07月31日
請求項(抜粋):
【請求項1】 16重量%以上のクロムを含有する高クロムオーステナイト系ステンレス冷延鋼板からシリコン酸化物を除去する、高クロムオーステナイト系ステンレス冷延鋼板の酸洗方法であって、 前記酸洗方法は、硫酸電解処理段階及び混酸溶液浸漬段階を含み、 前記硫酸電解処理段階は硫酸を電解質として含む硫酸電解溶液を用いてCr及びFeの残留スケールを電解除去し、 前記混酸溶液浸漬段階は硝酸を含まず、初期組成が硫酸110〜150g/l、遊離フッ酸15〜30g/l及び過酸化水素濃度4.5g/l以上を含み、鉄イオンは実質的に含まない混酸溶液中に、冷延鋼板を浸漬することにより、前記冷延鋼板からシリコン酸化物を除去し、 前記混酸溶液中の前記過酸化水素の濃度は混酸溶液中の鉄イオン濃度との関係で下記式(1)を満たし、前記混酸溶液の酸化還元電位(ORP)は混酸溶液中の鉄イオン濃度との関係で下記式(2)又は(3)を満たす、高クロムオーステナイト系ステンレス冷延鋼板の酸洗方法。 過酸化水素濃度≧0.00736+10×e-[metal]/13.2 ...(1) ORP≧600mV、但し、鉄イオン濃度≦10g/l ...(2) ORP≧310+431×e-[metal]/25.24、但し、鉄イオン濃度>10g/l ...(3) (前記式(1)〜(3)において[metal]は混酸溶液中の鉄イオン濃度を示す。)
IPC (2件):
C23G 1/08 ( 200 6.01) ,  C25F 1/06 ( 200 6.01)
FI (2件):
C23G 1/08 ,  C25F 1/06 B
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (8件)
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