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J-GLOBAL ID：201702201054146213   整理番号：17A0979655

マルチGPUクラスタを用いた大規模計算機ホログラム生成時間の初期評価

Preliminary evaluation of large-scale computer-generated hologram computation time by using multi-GPU cluster

著者 (8件)： 渡邉晋平 (宇都宮大 大学院工学研究科) ,  JACKIN Boaz-Jessie (情報通信研究機構) ,  大川猛 (宇都宮大 大学院工学研究科) ,  大津金光 (宇都宮大 大学院工学研究科) ,  横田隆史 (宇都宮大 大学院工学研究科) ,  早崎芳夫 (宇都宮大 オプティクス教育研究セ) ,  谷田貝豊彦 (宇都宮大 オプティクス教育研究セ) ,  馬場敬信 (宇都宮大 オプティクス教育研究セ)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 153(CPSY2017 16-39)  ページ： 25-30  発行年： 2017年07月19日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 3Dディスプレイ実現の方法の一つとして計算機ホログラム(Computer Generated Hologram:CGH)が挙げられる。大規模なCGHは既存の3Dディスプレイの問題を解決することができる。しかし,CGHの生成には画素数に比例したメモリと計算量が必要となり,リアルタイムで大規模なCGHが生成ができないので実用には至っていない。CGH生成の処理には並列に処理可能な部分が多く,大量の演算コアを持つGPU(Graphics Processing Unit)とオブジェクト分割法を用いて生成処理の高速化を計ったが,依然として数十秒程度の時間がかかっている。そこで,本稿では,マルチGPUクラスタ上にオブジェクト分割法を用いたCGH生成プログラムを実装し,生成処理の高速化を図る。生成処理時間の評価を行ったところ,CPUを用いて逐次処理を行った場合と比較して最大で134.7倍の速度向上を得ることができた。(著者抄録)

シソーラス用語： 三次元ディスプレイ ,  *計算機ホログラム ,  並列処理 ,  *マルチプロセッサシステム ,  *画像処理システム ,  分割法 ,  性能評価 ,  プログラミング環境 ,  CUDA ,  GPUクラスタシステム
準シソーラス用語： GPUクラスタ ,  オブジェクト分割法

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (5件)：

• 庭瀬 裕章ほか, “シングル空間光位相変調器用マルチGPUクラスタシステムによる計算機合成ホログラムの計算高速化,” 情報科学技術フォーラム講演論文集 14, pp.41-44, 2015.
• Boaz Jessie Jackin, et al., “Distributed calculation method for large-pixel-number holograms by decomposition of object and hologram planes,” Optics Letters, Vol. 39, No. 24, pp.6867-6870, 2014.
• 渡邉 晋平ほか, “GPUによるオブジェクト分割フレネルホログラム生成処理の最適化検討,” 信学技報, vol.116, no.415, pp.97-102, 2017.
• NVIDIA, “CUDA C PROGRAMMING GUIDE, NVIDIA,” 2016.
• 青木 尊之, 額田 明, “はじめてのCUDAプログラミング,” 工学社, 2009.

タイトルに関連する用語 (6件)： マルチ ,  GPUクラスタ ,  大規模 ,  計算機ホログラム ,  初期 ,  評価