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J-GLOBAL ID：201702210158241181   整理番号：17A1809667

気候変動適応のモニタリング・評価-適応能力向上のための参加型アプローチ

Monitoring and Evaluation of Climate Change Adaptation: A Participatory Approach to Local Adaptive Capacity

著者 (1件)： 池田まりこ (京大 大学院地球環境学舎)
資料名： 日本評価研究  (Japanese Journal of Evaluation Studies)
巻： 18  号： 1  ページ： 1-13  発行年： 2017年11月10日 
JST資料番号： F1250A  ISSN： 1346-6151  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気候変動適応の介入は影響や被害を受けた多様な地域で実施されるため,国際的に統一したモニタリング・評価(M&E)の枠組みが未だ確立されていない。気候変動の特性である不確実性に対処するためには,プロセスを重視し,柔軟性をもったプログラムのM&Eの構築が求められている。こうした問題意識の下,本稿は,セオリー・オブ・チェンジやプロセス指標の有用性を論じる。また,適応の受益者の大部分は脆弱地域の住民であり,彼らの適応能力を向上させるための参加型アプローチの可能性についても論じる。今後の適応M&Eの発展のためには,1)ドナー主導のトップダウン型とコミュニティ・ベースのボトムアップ型の枠組みを双方向で循環させ,2)異なる地域でのグッド・プラクティスを集積し,3)各機関で情報を共有することが重要である。(著者抄録)

シソーラス用語： *環境影響 ,  *反応 ,  地球温暖化 ,  *適応 ,  環境モニタリング ,  *環境アセスメント ,  能力 ,  レビュー ,  不確実性 ,  方式
準シソーラス用語： *気候変動の影響 ,  *気候変動への適応 ,  適応能力 ,  予測能力 ,  参加型アプローチ

分類 (1件)： 環境問題  (SA01020V)

引用文献 (51件)：

• 北川剛志 (2014) 「教育評価における「参加型評価」の可能性に関する一考察-Fettermanのエンパワメント評価を中心に-」、 『奈良教育大学紀要』、 63(1): 165-170
• 国際協力機構・国際協力総合研修所 (2007) 『気候変動への適応策に関するJICAの協力のあり方』、 国際協力機構
• 斉藤文彦編著 (2002) 『参加型開発-貧しい人々が主役となる開発へ向けて』、 日本評論社
• 佐藤寛編 (2003) 『参加型開発の再検討』、 アジア経済研究所
• 白井信雄・田中充・田村誠 (2014) 「気候変動適応の理論的枠組みの設定と具体化の試行: -気候変動適応策の戦略として-」、 『環境科学会誌』、 27(5): 313-323

タイトルに関連する用語 (5件)： 気候変動適応 ,  モニタリング ,  評価 ,  適応能力 ,  参加型アプローチ