抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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CGキャラクタを用いたCGアニメーションにおいては,CGキャラクタの形状に関する検討だけでなく,その動作に関する検討も必要であると考えられる。人間の歩行などにみられる1/fゆらぎは,人間の動作における重要な要素と考えられ,CGキャラクタの動作への適用が考えられる。本論文では,不自然さが生じていると考えられる歩行のCGアニメーションにおける1/fゆらぎの効果について,感性評価実験により心理的評価に関して検討した。1/fゆらぎはCGキャラクタの歩幅と腕の振り幅の制御に用いた。まずカオス的でない1/fゆらぎとカオス的な1/fゆらぎの比較的微細な効果に関して,単一のCGキャラクタにより検討した。その結果,活動性に差異はなかったが,カオス的でない1/fゆらぎを用いた場合の方が,より複雑で,より親しみやすく,歩行のCGアニメーションに比較的適すると考えられた。次にカオス的でない1/fゆらぎを用いて,1/fゆらぎの効果に関して一般的なCGアニメーションと同様に複数のCGキャラクタにより検討した。1/fゆらぎを用いない場合と比較した結果,より複雑であり,より生き生きした,より活動的なものとなった。(著者抄録)