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J-GLOBAL ID:201702211578798348   整理番号:17A0579212

増強光線力学療法のためのアルブミンとパーフルオロカーボンの相乗的統合による光増感剤の再点火

Relighting Photosensitizers by Synergistic Integration of Albumin and Perfluorocarbon for Enhanced Photodynamic Therapy
著者 (11件):
資料名:
巻:号:ページ: 3463-3473  発行年: 2017年02月01日 
JST資料番号: W2329A  ISSN: 1944-8244  CODEN: AAMICK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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光線力学療法(PDT)の有効性を向上させるために,PDTを増強することができるパーフルオロカーボンと光増感剤の封入に適したヒト血清アルブミン(HSA)を導入したナノ担体ベースの光増感剤(ナノ-PDT)を開発した。HSA溶液にパーフルオロトリブチルアミン(PFTBA)を添加し,超音波乳化法による処理を行うことで,目的のナノ-PDTを得た。ナノ-PDTはHSAからなるシェルとPFTBAからなるコアから構成されるコア-シェル球体であり,波長808nmのレーザを照射することで一重項酸素(1O2)を発生させる。このナノ-PDTは,以下の3つの機構によってPDTを増強する;1)光増感剤であるIR780がシェル上に均一に分布することでπ-πスタッキングの形成を回避し,それによってπ-πスタッキングによるIR780の消光を防止,2)HSAの存在によりIR780の寿命が延びることで1O2量が増加,および3)PFTBAによる1O2の作用時間の延長。ナノ-PDTを用いることで,IR780の蛍光と1O2の生成量がそれぞれ約100倍および15倍増加した。マウス大腸癌細胞株CT26を移植した担癌マウスモデルにおいて,ナノ-PDTの静脈内封入すると光照射依存的な腫瘍増殖の抑制が起きた。ナノ-PDTは光増感剤の消光を防ぎ,1O2の生産量と作用時間を増やすことで,PDTの効果を増強できると結論付けた。
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分類 (3件):
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有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  ,  医用素材  ,  腫ようのその他の治療法 
物質索引 (1件):
物質索引
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