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J-GLOBAL ID：201702211650433746   整理番号：17A1224674

自走式造波装置による任意波形の造波に関する数値的検討

NUMERICAL STUDY ON ARBITRARY WAVEFORM GENERATION BY A SELF-PROPELLED WAVEMAKER

著者 (3件)： 臼井彰宏 (大阪大学大学院工学研究科 地球総合工学専攻) ,  青木伸一 (大阪大学 大学院工学研究科地球総合工学専攻) ,  川崎浩司 ((株)ハイドロソフト技術研究所 研究開発センター)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_234-I_239(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北地方太平洋沖地震以降,粘り強い海岸・港湾構造物の開発・研究が行われており,その効果について実験的に検討する必要がある.著者らが提案した自走式造波装置は津波・高潮の実験を効率的に行うために提案したものであるが,任意波形の造波については検討していなかった.本研究では,体積力型IB法を導入した数値波動水槽CADMAS-SURF/3Dを用いて自走式造波装置による任意波形及び任意越流水深の実現可能性について検討を行った.その結果,次の知見を得た.1)浅水波理論による波面速度及び水粒子速度を用いて波変形を考慮すること,および造波板移動時間を修正することで,任意地点において任意波形の水位変動を得ることが出来た.2)構造物上での任意越流水深については,構造物による反射率及び越流による水位低下を考慮することで,実現可能であることが確かめられた.(著者抄録)

シソーラス用語： *造波装置 ,  波動 ,  駆動方式 ,  波形 ,  数値計算 ,  *津波 ,  高潮 ,  越流 ,  水槽
準シソーラス用語： 自走式 ,  *自走式造波装置 ,  数値波動水槽 ,  任意波形

著者キーワード (5件)： CADMAS-SURF/3D ,  immersed boundary method ,  wavemaker ,  tsunami ,  arbitrary waveform

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (5件)：

• 1) 臼井彰宏,平塚優作,青木伸一,川崎浩司 : 津波・高潮実験のための自走式造波装置の提案,土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 72, No. 2, pp. I_31-I_36, 2016.
• 2) 有光剛,川崎浩司,渡辺啓生 : 体積力型Immersed Boundary法を導入した3次元数値波動水槽CADMAS-SURF/3Dによるゲート急開に伴う水塊流出解析,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 71,No. 2, pp. I_533-I_538, 2015.
• 3) たとえば,室田明 : 応用流体力学,pp. 120-121,1969.
• 4) 合田良実 : 防波堤の伝搬波高に関する実験値の再整理について,港湾技術研究所報告,第8巻,pp. 4-18,1969.
• 5) 土木学会編 : 水理公式集,昭和38年度改訂版,pp. 168-169,603 p,1963.

タイトルに関連する用語 (4件)： 自走式 ,  造波装置 ,  波形 ,  数値