抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「ドライスラリー」を調製できるなら,その中での粒子沈降速度はスラリー中の沈降速度と同程度になるであろうと考えられ,空気中と水中の沈降速度が等しいガラス粒子の粒子1個当たり衝突頻度および半減時間を比較すると,スラリー中で粒子は恐ろしい頻度で衝突していることが分かる。「ドライスラリー」中ではその数百倍数千倍の頻度で衝突しているので衝突時の反発力を上回る引力が粒子間に働ければ,粒子は瞬時に凝集し落下してしまうか,粒子濃度が高ければ構造体を形成(固化)し懸濁状態を保つことができなくなる。このように,固液系でも固気系でも粒子間に働く力が懸濁状態を決定的に支配することが分かる。