文献

J-GLOBAL ID：201702212065026310   整理番号：17A0925372

ROS, 5年経って

ROS, 5 Years After

著者 (1件)： 岡田慧 (東京大学大学院情報理工学系研究科)
資料名： 日本ロボット学会誌  (ロボ學)
巻： 35  号： 4  ページ： 270-273(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： Y0482A  ISSN： 0289-1824  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ロボット・オペレーティング・システム(ROS)について解説記事を日本ロボット学会誌に執筆してから5年経過した。オープンソースであるROSの利用者数は正確には把握できないが,ROSパッケージのダウンロード数からみると,5年前に比べると,1392%の伸びを示しており,論文の引用数,Webへのアクセス数も増加している現状を説明した。また5年前には予想できなかった2014年から始まったROS2への取り組みにも言及した。複数のロボットへの対応,組込みへの対応,実時間システムへの対応,低品質のWifi通信のように不安定なネットワークにも対応でき,ROSを用いて研究室で開発されたプロトタイプが,そのまま実環境での往々に展開できる製品レベルへの対応,現在のROSのフレキシビリティは維持しつつも,ノードのライフサイクル管理や静的設定等の機能のためのツールやパターンに対応する等,ROS2の考え方について記述した。

シソーラス用語： *オペレーティングシステム ,  *ソフトウェア ,  梱包 ,  *ダウンロード ,  *システム ,  組込【遺伝】 ,  *管理
準シソーラス用語： オープンソース ,  パッケージ ,  実時間システム ,  ライフサイクル管理

著者キーワード (3件)： ROS ,  Robot Software Systen ,  Software Platform

分類 (2件)： ロボット工学一般  (IC04011S) ,  オペレーティングシステム  (JD03020J)

引用文献 (8件)：

• [1] 岡田慧:“ROS(ロボット・オペレーティング・システム)”,日本ロボット学会誌,vol.30, no.9, pp.830–835, 2012.
• [2] T. Foote: ROS Community Metrics, http://wiki.ros.org/Metrics, 2016.
• [3] M. Quigley, K. Conley, B.P. Gerkey, J. Faust, T. Foote, J. Leibs, R. Wheeler and A.Y. Ng: “ROS: an open-source Robot Operating System,” ICRA Workshop on Open Source Software, 2009.
• [4] Brian Gerkey: What is ROS exactly? Middleware, Framework, Operating System?, http://answers.ros.org/question/12230/what-is-ros-exactly-middleware-framework-operating, 2011.
• [5] John Hallam and Herman Bruyninckx: An Ontology of Robotics Science, European Robotics Symposium. pp.1–14, Springer, 2006.

タイトルに関連する用語 (1件)： ROS