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J-GLOBAL ID:201702212623841891   整理番号:17A0668515

調製時における篩目幅の違いが水稲‘ヒノヒカリ’の玄米品質や製品歩留まりに及ぼす影響

著者 (2件):
資料名:
号: 48  ページ: 12-17  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: Z0147A  ISSN: 2189-4515  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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玄米の品質向上には,栽培のみならず収穫後の調製も重要な工程である。玄米の選別時に使用する篩目の幅は,奈良県では主に1.8mmが使用されているが,米の主産地である東北や北陸ではより広めの1.9mmが,熊本県では1.85mmが多く使用されている。そのため,篩目幅を主産地並みに大きくすることは県産米の品質向上を図る手段の一つになり得ると考えられ,本県の主要品種である「ヒノヒカリ」を用い,篩目幅の大きさの違いが玄米品質や製品歩留まりに及ぼす影響について検討した。その結果,穀粒判別機による外観品質の評価では,篩目幅が1.80mmで選別したものと比べ1.90mmで選別したものは,その他未熟粒や青未熟粒の割合が減少し整粒割合が高くなったが,玄米中のタンパク質含有率は,篩目幅の違いによる有意な差は認められなかった。食味官能評価では,篩目幅1.80mmと1.90mmの間に,総合評価,外観,香り,味,粘りおよび硬さのいずれの項目でも有意な差は認められなかった。また,篩目幅を大きくするほど製品歩留まりは低くなった。以上の結果から,「ヒノヒカリ」を調製する際,篩目幅を1.80mmから1.90mmへ大きくすることにより整粒割合が高くなり外観品質が向上することが明らかとなった。
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
稲作  ,  食品の品質  ,  穀類とその製品一般 

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