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J-GLOBAL ID:201702213305074946   整理番号:17A1453792

モリブデン酸カルシウム,三酸化モリブデンと水溶液中でモリブデン酸塩イオンの熱力学的性質【Powered by NICT】

Thermodynamic properties for calcium molybdate, molybdenum tri-oxide and aqueous molybdate ion
著者 (5件):
資料名:
巻: 114  ページ: 30-43  発行年: 2017年 
JST資料番号: D0634A  ISSN: 0021-9614  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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CaMoO_4(cr),MoO_3(cr)とMoO_4~2 (aq)の熱力学的性質を調べた。CaMoO_4(cr)は核燃料ガラスにおける吸湿性有害相として知られている黄色相のホスト結晶の一つである。MoO_3(cr)はホスト結晶の主要成分である。MoO_4~2 (aq)は黄色相の溶解後の地下水中に存在する水溶性イオンである。CaMoO_4(cr)とMoO_3(cr)の298.15Kでの標準モルエントロピー,Δ0T S°m,2Kから,Cp,m°,それらの等圧熱容量を測定することにより決定した。形成の標準Gibbsエネルギー,ΔfG°m,の標準生成エンタルピー,ΔfH°mの参照データとΔ0T S°mデータを組み合わせて決定した。MoO_4~2 (aq)の標準電気化学的電位E°をCaMoO_4(cr)とMoO_3(cr)に対して得られた熱力学的特性に基づいて熱力学サイクルから決定した。アクチニドモリブデン酸塩ThMo_2O_8(cr)とUMoO_6(cr)の298.15Kでの溶液,Δsln Gm°,の未知の標準GibbsエネルギーはCaMoO_4(cr),MoO_3(cr)とMoO_4~-2-(aq)の現在得られた熱力学的データから予測した。得られた熱力学的値は次の通りである:Δ0T S°m(CaMoO_4(cr),298.15K)/(JK~ 1 mol~ 1)=122.23±1.22であった。Δ0T S°m(MoO_3(cr),298.15K)/(JK~ 1 mol~ 1)=75.43±0.75であった。Δ0T S°m(MoO_4~2 (aq),298.15K)/(JK~ 1 mol~ 1)=32.25±4.41であった。ΔfG°m(CaMoO_4(cr),298.15K)/(kJmol~ 1)= 1437.78±1.11。ΔfG°m(MoO_3(cr),298.15K)/(kJmol~ 1)= 667.20±0.63。ΔfG°m(MoO_4~2 (aq),298.15K)/(kJmol~ 1)= 836.61±1.02であった。E°(MoO_4~2 (aq),298.15K)/V=4.34±0.01であった。Δsln Gm°(ThMo_2O_8(cr),298.15K)/(kJmol~ 1)=184.84±42.48。Δsln Gm°(UMoO_6(cr),298.15K)/(kJmol~ 1)=68.33±34.47。本得られたデータは,地下水による放射性元素の拡散の地球化学的シミュレーションに有用であることが期待される。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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化合物の化学熱力学(純物質)  ,  熱化学 

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