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J-GLOBAL ID：201702214985012387   整理番号：17A0875497

シリコーンゴム-基礎と将来展望-ポリシロキサン系高分子膜の構造設計と選択透過性

Structural Design of Polysiloxane-containing Polymer Membranes and Their Permselectivity

著者 (1件)： 宮田隆志 (関西大 化学生命工)
資料名： 日本ゴム協会誌  (Journal of the Society of Rubber Science and Technology, Japan)
巻： 90  号： 7  ページ： 346-353  発行年： 2017年07月15日 
JST資料番号： G0157A  ISSN： 0029-022X  CODEN： NGOKAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルコール水溶液の分離濃縮におけるアルコール選択透過膜や希薄水溶液からベンゼンなどのVOCを除去するVOC選択透過膜として,ケイ素含有高分子膜が優れた選択透過性を示すことが報告されている。本稿では,ポリシロキサンを一成分とする様々な高分子膜の構造と透過分離特性との関係について紹介した。それらの内容は1)ポリシロキサン系ミクロ相分離膜,2)ポリシロキサン系表面改質膜,3)分子認識素子含有ポリシロキサン系高分子膜,4)イオン液体含有ポリシロキサン系高分子膜,及び5)ポリシロキサン系液晶高分子膜である。分子設計と膜設計により高分子膜の内部構造や表面構造を最適化し,さらに分子認識素子や液晶の動的構造を利用することにより,高機能・高性能高分子膜の開発が可能となる。

シソーラス用語： アルコール ,  *ポリシロキサン ,  *高分子膜 ,  構造設計 ,  選択性 ,  *膜透過 ,  *膜分離 ,  相分離 ,  表面改質 ,  分子認識 ,  イオン液体 ,  分子設計 ,  内部構造 ,  表面構造 ,  最適化 ,  水溶液 ,  高分子液晶 ,  脂肪族アルコール ,  芳香族炭化水素

分類 (1件)： 膜分離  (XD02120Z)

物質索引 (2件)： エタノール ,  ベンゼン

引用文献 (38件)：

• 1) Huang, R. Y. M.: “Pervaporation Membrane Separation Processes”, Elsevier, Amsterdam (1991)
• 2) Ishihara, K.; Nagase, Y.; Matsui, K.: Makromol. Chem. Rapid Commun., 7, 43 (1986)
• 3) Masuda, T.; Kotoura, M.; Tsuchihara, K.; Higashimura, T.: J. Appl. Polym. Sci., 43, 423 (1991)
• 4) Miyata, T.; Higuchi, J.; Okuno, H.; Uragami, T.: J. Appl. Polym. Sci., 61, 1315 (1996)
• 5) Uragami, T.; Ohshima, T.; Miyata, T.: Macromolecules, 36, 9430 (2003)

タイトルに関連する用語 (7件)： シリコーンゴム ,  基礎 ,  将来展望 ,  ポリシロキサン ,  高分子膜 ,  構造設計 ,  選択透過性