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J-GLOBAL ID:201702215352881939   整理番号:17A0289012

2016年熊本地震系列の際にK-NETとKiK-netで観測された強震動

Strong motions observed by K-NET and KiK-net during the 2016 Kumamoto earthquake sequence
著者 (8件):
資料名:
巻: 69  号: Jan  ページ: 69:19 (WEB ONLY)  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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日本のK-NETとKiK-netの全国強震観測網は,2016年熊本地震の強震動を記録し,それは,いくつかの顕著な特徴を示した。JMAマグニチュード6.5の最初の大地震(2016年4月14日21:26JST)の場合,大きな強震動は震央近傍に集中し,その強震動の減衰はモーメントマグニチュード6.1の地殻内地震に対する経験則によってうまく予測された。系列で最大となったJMAマグニチュード7.3の地震(2016年4月16日01:25JST)の場合,地動最大加速度および速度は震央域から北東方向に向かって広がった。地動最大加速度の減衰特性は概ね経験則に従ったが,他方,速度については,200kmを超える震央距離の観測点に対して経験則から逸脱しており,それは,10秒程度の卓越周期を有する大きなラブ波に帰さしめることができる。震央から北東に70km以上の大分地方でも大きな加速度が観測された。これらは大分地域の局所地震によるもので,対応する相の振幅を経験的な減衰関係に合わせることで,それらのモーメントマグニチュードは5.5と推定された。リアルタイムでの強震観測は,進行中の地震災害の軽減に貢献する可能性を秘めている。筆者らは,近隣の観測点が熊本地震の最大地震に対してすでに揺らされているという事実を踏まえて開発されたリアルタイムで大きな揺れにさらされる地域を予測する方法を試験し,それが単純ではあるものの迅速に警告を発するのに効果的であることを実証した。筆者らはまた,リアルタイムでの強震動補間が実現可能であることを示し,観測された震動に基づく地震動のリアルタイム予測に利用されるだろうことを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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地震学一般 
引用文献 (26件):
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