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J-GLOBAL ID：201702215918810130   整理番号：17A1615049

降雨リスクを考慮した営農計画策定支援プログラムDSCPの開発

Development of a Decision Support Program that Considers Precipitation

著者 (4件)： Sun Wenli (筑波大学大学院 生命環境科学研究科) ,  大石亘 (筑波大学 生命環境系) ,  Lurhathaiopath Puangkaew (農研機構 食農ビジネス推進センター) ,  松下秀介 (筑波大学 生命環境系)
資料名： 農業情報研究(Web)  (Agricultural Information Research (Web))
巻： 26  号： 3  ページ： 44-55(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0117A  ISSN： 1881-5219  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,研究者等,数理計画モデルにある程度精通した利用者が,土地利用型農業における経営評価場面において降雨リスクを考慮した数理計画モデルを効率的に分析できるようにすることを目的として,(1)対象降雨期間に上限がないこと,(2)機械作業可能時間が自動的に計算できること,(3)降雨パターンの変化による最適解シミュレーションを効率的に実施できることの3点を特徴とした営農計画策定支援プログラム(Decision Supporter with Consideration of Precipitation,略称:DSCP)を開発した.DSCPは,時間降水量データに基づいて,年次制限なしに,旬別(半旬別)の機械作業可能時間を自動計算するとともに,数理計画モデルが記述されている単体表に機械作業可能時間制約を自動的に追加する機能を提供する.さらに,XLPのLP計算機能を利用して,機械作業可能時間の変化に応じて連続的にLP計算を実行し,最適解の一括出力を行う機能も備えている.DSCPは,降雨リスクを考慮する数理計画分析を効率的に実行するツールであるといえる.(著者抄録)

シソーラス用語： *農業経営 ,  *経営計画 ,  *降雨 ,  リスク評価 ,  *支援プログラム ,  *数理計画法 ,  作業時間 ,  降水量 ,  年変化 ,  農業機械
準シソーラス用語： 降雨パターン ,  最適解 ,  時間制約 ,  数値シミュレーション

著者キーワード (8件)： 降雨リスク ,  機械作業可能時間 ,  数理計画モデル ,  営農計画策定支援プログラム ,  precipitation ,  workable machinery time ,  mathematical programming model ,  decision support program for farm planning

分類 (2件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  数理計画法  (KA03030M)

引用文献 (23件)：

• 遠藤宏幸・須藤英弥(1999)生育予測モデルを考慮した水稲直播栽培の経営的評価,東北農業研究,52: 261-262.
• 藤井吉隆・南石晃明(2003)低米価時代における大規模水田経営の経営改善の可能性-滋賀県内の事例をとおして-,農業経営研究,41(1): 55-60.
• 樋口昭則(1997)農業における多目標計画法,農林統計協会,170-192.
• 池田 弘(1975)作業技術体系研究の手法に関する研究,農事試験場研究報告,22: 1-103.
• 石束宣明・長野間宏(1985)転換畑作業シミュレータの開発,農業研究センター研究報告,4: 131-205.

タイトルに関連する用語 (6件)： 降雨 ,  リスク ,  営農 ,  計画 ,  支援プログラム ,  開発