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J-GLOBAL ID：201702216215286457   整理番号：17A1516558

大地震に備える杭体・杭頭接合の新技術 場所打ちコンクリート杭の部材性能

著者 (1件)： 金子治 (戸田建設 技術開発セ)
資料名： 基礎工  (Foundation Engineering & Equipment, Monthly)
巻： 45  号： 11  ページ： 018-021  発行年： 2017年11月15日 
JST資料番号： S0884A  ISSN： 0285-5356  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 場所打ちコンクリート杭に関する既往の構造実験の実験条件を比較して耐震性評価における課題を抽出し,実験データに基づく強度特性・変形性能の特徴について紹介した。鉄筋コンクリート構造と鋼管巻き構造とに区別し,前者をRC杭,後者をSRC杭(主筋あり)またはSC杭(主筋なし)という。強度特性に関して,計算方法や断面分割法での材料モデルの違いの明確な影響は見られず,実験値を概ね評価できて計算値は安全側となっていた。変形性能の評価では断面分割法が用いられることが多く,降伏曲げモーメントや破壊曲げモーメントは概ね評価できていた。性能目標を大地震時でも杭材の降伏を許容しないとする設計も行われていた。

シソーラス用語： *場所打ち杭 ,  検査 ,  評価 ,  耐震性 ,  伸び率 ,  *接合部 ,  杭頭 ,  大地震 ,  *コンクリート杭 ,  鋼管コンクリート構造 ,  降伏 ,  曲げモーメント ,  破壊強さ ,  鉄筋コンクリート構造
準シソーラス用語： SC杭 ,  曲げ降伏 ,  *杭頭接合部 ,  耐震性評価 ,  変形性能

分類 (1件)： 杭,杭基礎,矢板式基礎  (RA03080W)

引用文献 (6件)：

• 日本建築学会近畿支部 : 兵庫県南部地震による建築基礎の被害調査例報告書, 1996.7.
• 金子治 : 大地震に対する耐震設計におけるコンクリート杭の適用条件に関する実態調査, 日本建築学会技術報告集, 第23巻, 第53号, pp.87~92, 2017.2.
• 鉄筋コンクリート基礎構造部材の耐震設計指針 (案), 日本建築学会, pp.152~202, pp.282~297, 2017.3.
• 稲村利男他 : 場所打ちコンクリート杭の杭体および接合部の耐力評価に関する実験的研究, 日本建築学会大会梗概集, pp.711~712, 1998.9.
• 建設省総合プロジェクト「新建築構造体系の開発」性能評価分科会基礎WG最終報告書, pp.資70~73, 2000.3.

タイトルに関連する用語 (4件)： 大地震 ,  杭 ,  杭頭接合 ,  場所打ちコンクリート杭