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J-GLOBAL ID：201702216283779127   整理番号：17A0962923

強磁場X線回折実験によるMn₂Sb_0.95Ge_0.05の磁場中結晶評価

著者 (6件)： 若森太音 (鹿児島大 理) ,  廣井政彦 (鹿児島大 理) ,  三井好古 (鹿児島大 理) ,  高橋弘紀 (東北大 金属材料研) ,  梅津理恵 (東北大 金属材料研) ,  小山佳一 (鹿児島大 理)
資料名： 東北大学金属材料研究所強磁場超伝導材料研究センター年次報告  (Annual Report. High Field Laboratory for Superconducting Materials, Institute for Materials Research, Tohoku University)
巻： 2016  ページ： 99-100  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： X0986A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 正方晶Cu₂Sb型のMn₂Sb_0.95Ge_0.05多結晶について,温度10≦T≦300K,印加磁場0≦B≦5Tで磁化測定と強磁場中X線粉末回折測定を行った。印加磁場を上げていくと,B=3Tではフェリ磁性相のピークが磁場によって誘起され,反強磁性相の強度よりもフェリ磁性相の強度が強くなり,B=5Tではフェリ磁性単相となった。印加磁場を0Tに戻すと,非常に小さいヒステリシスを伴って,最初の回折ピークに近い状態に戻る結果となった。X線回折によって印加磁場による構造変化を伴った磁気一次相転移を観測した。

シソーラス用語： X線回折 ,  強磁場 ,  *磁気転移 ,  第一種相転移 ,  *磁化特性測定 ,  構造相転移 ,  *マンガン合金 ,  アンチモン含有合金 ,  ゲルマニウム含有合金 ,  粉末X線回折
準シソーラス用語： カイネティックアレスト効果 ,  一次相転移 ,  X線粉末回折 ,  *磁化測定

分類 (1件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T)

引用文献 (9件)：

• O. Beckman and L. Lundgren, Handbook of Magnetic Materials, vol 6, ed K.H.J. Buschow (Amsterdam, Elsevier, 1991) p 181.
• M. K. Wilkinson, N. S. Gingrich and C. G. Shull, J. Phys. Chem. Solids 2, 289-300 (1957).
• T. Kanomata and H. Ido, J. Appl. Phys. 55 (1984) 2039.
• M. I. Bartashevich, T. Goto, N. V. Baranov and V. S. Gaviko, Physica B 351, 71-76 (2004).
• P. Kushwaha, R. Rawat and P. Chaddah, J. Phys., Condense. Matter 20, 022204 (2008).

タイトルに関連する用語 (5件)： 強磁場 ,  X線回折 ,  実験 ,  磁場 ,  結晶評価