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J-GLOBAL ID：201702216585715329   整理番号：17A0091742

時空間行動を表す複数の説明変数を用いた観覧行動推定-多摩動物公園におけるGPS調査実験をもとに-

Predicting When and Where Tourists Have Viewed Exhibitions from GPS Logs by Using Spatio-temporal Data as Explanatory Variable: A Lesson from Surveys at Tama Zoological Park

著者 (3件)： 川瀬純也 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科) ,  伊藤史子 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科) ,  倉田陽平 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科)
資料名： GIS-理論と応用  (Theory and Applications of GIS)
巻： 24  号： 1  ページ： 1-11  発行年： 2016年06月30日 
JST資料番号： L3915A  ISSN： 1340-5381  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： GPS機器搭載のスマートフォン等の普及により,日常生活でのGPS端末携帯者の存在が自然となり,歩行者を含めた人間行動調査の可能性が広がっている。本論文では,観光行動(観覧)に着目し,回帰モデルを用いた観覧行動の推定方法の調査実験的研究について述べた。この調査では,多摩動物公園(東京都日野市)を実験対象地に,GPS測位データ(GPSログ)を用いて,次の手順で観覧者行動の推定を試みた。1)実観覧行動と,GPSログに記録される移動速度との関係を明らかにするための予備実験調査の実施。2)その予備調査データから,ある時刻での観覧確率を移動速度から求めるロジスティック回帰モデルの推定(式と計算結果)。3)本実験調査データによるロジスティック回帰モデルの推定。これらの推定結果から,推定精度の検証と考察を行い,ロジスティック回帰モデルの適用可能性を示すとともに,今後の展望について述べた。

シソーラス用語： *観光 ,  *人間行動 ,  データ ,  移動 ,  軌跡 ,  時間 ,  スマートフォン ,  動物園 ,  自然公園 ,  東京都 ,  回帰モデル ,  実態調査 ,  ロジスティック曲線 ,  精度 ,  速度 ,  *GPS ,  移動速度 ,  *観光行動 ,  推定精度
準シソーラス用語： *GPS【位置決め】 ,  GPSデータ ,  ロジスティック回帰モデル ,  時空間データ

分類 (2件)： 都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D) ,  観光,レクリエーション  (RD04030J)

引用文献 (12件)：

• 荒井修(1992)GPSのドップラ効果による速度計測について,航海,113,39-45.
• 有馬貴之(2010)動物園来園者の空間利用とその特性-上野動物園と多摩動物公園の比較-, 地理学評論, 83, 353-374.
• 川瀬純也・岡野雄気・神田八枝・窪村麻里子・小池拓矢・真栄田晃・倉田陽平・矢部直人(2011) GPSを用いた来園者行動調査とその課題-多摩動物公園での調査から-, 第8回観光情報学会全国大会発表概要集, 16-17.
• 野村幸子・岸本達也(2006) GPS・GISを用いた鎌倉市における観光客の歩行行動調査とアクティビティ分析, 総合論文誌, 4, 72-77.
• 松波晴人(2013)中国人観光客の行動視察-実態とインサイトに基づく「提供すべき価値とは」-, サービス学会第1回国内大会講演会論文集, PDF.

タイトルに関連する用語 (9件)： 時空間 ,  行動 ,  説明変数 ,  行動推定 ,  多摩動物公園 ,  GPS ,  調査 ,  実験 ,  もと