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J-GLOBAL ID:201702216681773192   整理番号:17A1018520

過酸化水素処理後の電気伝導度測定による水田表層土壌の全窒素含量の推定

Estimation of total nitrogen content in surface paddy soils by measuring their electrical conductivity after hydrogen peroxide treatment
著者 (5件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 327-335  発行年: 2017年08月05日 
JST資料番号: G0156A  ISSN: 0029-0610  CODEN: NIDHAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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市販のオキシドールを抽出剤とした水田土壌の全窒素含量の簡易推定法(オキシドール法)を考案した。日本全国の水田から採取した全国スケール試料83点と御船町の8筆と高槻市の5筆の水田から採取した圃場群スケール試料(御船39点,高槻246点)を用いて,風乾細土画分にオキシドールを添加し,25°Cに調節した室内で40時間静置後に,抽出液のEC(H2O2)を測定した。得られた結果は以下の通りである。1)同一試料のEC(H2O2)を5連で測定した時の平均値の変動係数は概ね2%以下だった。またEC(H2O2)は静置温度によって変動した。2)EC(H2O2)の全窒素含量に対する決定係数は,全国スケールでは,0.00(黒ぼく土11点),0.70(黒ぼく土以外72点)となった。一方,圃場群スケールでは,0.68(御船),0.23(高槻)となった。3)黒ぼく土や一部の高槻試料で見られた低い推定精度は,オキシドール処理による有機態窒素の分解割合が他の土壌よりも低かったことによると考えられた。4)測色法と比較した結果,オキシドール法は明度による推定の難しい圃場群スケールではとりわけ有効だった。全国スケールでも黒ぼく土以外の試料に限定すれば測色法よりも高精度で推定できた。5)オキシドール法は極めて簡便かつ安価な抽出法である。ただし黒ぼく土や難分解性有機物を多く含む土壌などには適用が難しいと考えられた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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土壌化学 
引用文献 (16件):
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