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J-GLOBAL ID：201702217118281742   整理番号：17A1375661

高圧高温で合成した高配位窒化鉄及び窒化コバルト

Highly Coordinated Iron and Cobalt Nitrides Synthesized at High Pressures and High Temperatures

著者 (7件)： NIWA Ken (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  TERABE Toshiki (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  KATO Daiki (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  TAKAYAMA Shin (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  KATO Masahiko (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  SODA Kazuo (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  HASEGAWA Masashi (Nagoya Univ., Nagoya, JPN)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 11  ページ： 6410-6418  発行年： 2017年06月05日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 厚さ約10μmの遷移金属箔(鉄,コバルトなど,約80μm×80μmの矩形)を窒素中で加圧し(30~60GPa),赤外レーザで加熱することにより高配位窒化コバルト及び窒化鉄を合成することに成功した。これらの窒化遷移金属化合物はNiAs型または白鉄鉱型の結晶を生成した。NiAs型FeNは圧力が大気圧まで下がるとZnS型構造に徐々に転換した。一方,CoNは数GPa程度でNiAs型からZnS型に転移した。高温高圧で生成した白鉄鉱型CoN₂の体積弾性係数は216(18)GPaで,RhN₂のそれに匹敵し,Co原子とN原子の間の軌道相互作用が弱く,そのため,白鉄鉱型のCoN₂のN-N二量体の原子間距離が短くなることを示唆する。また,第一原理計算から,NiAs型FeN及びCoNならびに白鉄鉱型CoN₂は金属様特性を示し,磁気モーメントはそれぞれ3.4,0・6及び1.2μ_Bであることが分かった。NiAs型構造の強磁性体構造はc軸に沿った遷移金属原子の異方性積層構造に由来することを示した。

シソーラス用語： 高圧 ,  光化学 ,  高温 ,  赤外レーザ ,  *窒化物 ,  *鉄化合物 ,  *コバルト化合物 ,  圧縮率 ,  計算 ,  *構造相転移 ,  *結晶構造 ,  *圧力効果 ,  磁気モーメント ,  強磁性体 ,  状態密度 ,  電子状態
準シソーラス用語： *窒化鉄 ,  体積弾性係数 ,  第一原理計算

分類 (2件)： 塩  (CD01050V) ,  その他の無機化合物の結晶構造  (BK07030J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 高圧高温 ,  窒化鉄 ,  窒化 ,  コバルト