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J-GLOBAL ID：201702217345235247   整理番号：17A0502957

ヒノキ材への手掌接触が生理応答に及ぼす影響

著者 (3件)： 池井晴美 (森林総合研) ,  宋チョロン (千葉大 環境健康フィールド科セ) ,  宮崎良文 (千葉大 環境健康フィールド科セ)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 67th  ページ： ROMBUNNO.G17-09-1345  発行年： 2017年02月27日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,ヒノキ材への手掌接触が生理応答に及ぼす影響を明らかにすることである。被験者は20代女子大学生23名(21.1±0.2歳)とし,人工気候室内にて行った。自律神経活動の指標として,心拍変動性を用い,副交感神経活動の指標としてHFおよび交感神経活動の指標としてLF/HFを計測した。脳活動の指標として,近赤外分光法時間分解分光法を用い,左右前頭前野酸素化ヘモグロビン濃度を計測した。試料はヒノキ無塗装材とし,対照は天然大理石とした。被験者は,閉眼安静後90秒間材に接触した。その結果,ヒノキ材への手掌接触は,大理石と比較し,接触0~30秒間ならびに90秒間全体の平均値において,(1)ln(HF)が有意に上昇することならびに(2)左前頭前野における酸素化ヘモグロビン濃度が有意に減少することが示された。結論として,ヒノキ材への接触は,副交感神経活動の昂進および脳前頭前野活動の鎮静化をもたらし,生体を生理的にリラックスさせることが明かとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *木材 ,  ヒノキ ,  *触覚 ,  神経生理 ,  自律神経系 ,  心拍 ,  副交感神経 ,  脳 ,  近赤外分光分析 ,  時間分解分光法 ,  オキシヘモグロビン ,  大理石 ,  前頭前野 ,  心理効果 ,  反応
準シソーラス用語： *ヒノキ材 ,  リラックス効果 ,  交感神経活動 ,  酸素化ヘモグロビン ,  自律神経活動 ,  生理反応 ,  脳活動 ,  副交感神経活動

分類 (1件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： ヒノキ材 ,  手掌 ,  生理 ,  応答