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J-GLOBAL ID：201702217529566372   整理番号：17A0879172

病原細菌ごとに異なる薬:抗生物質耐性の時代における抗ビルレンス剤による治療

Different drugs for bad bugs: antivirulence strategies in the age of antibiotic resistance

著者 (3件)： DICKEY Seth W. (National Inst. of Health, Maryland, USA) ,  CHEUNG Gordon Y. C. (National Inst. of Health, Maryland, USA) ,  OTTO Michael (National Inst. of Health, Maryland, USA)
資料名： Nature Reviews. Drug Discovery  (Nature Reviews. Drug Discovery)
巻： 16  号： 7  ページ： 457-471  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： W1376A  ISSN： 1474-1776  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 数々の病原細菌の間で抗生物質耐性が急速に進化,伝播し,新規抗生物質の開発が追いついていない中で,代替薬の1つは抗ビルレンス剤である。抗ビルレンス剤は,ヒトの疾患を促進する病原体の毒性因子を中和しつつ,従来の抗生物質の標的となっている細菌の増殖経路を損なわないため,抗生物質耐性を回避できる。抗ビルレンス剤は,単独投与あるいは抗生物質との併用によって細菌感染症を主として病原体特異的に治療するように作られている。特記すべきは,疾患過程におけるさまざまな毒性因子の役割を徹底的に解明することが抗ビルレンス剤の開発に必要な点だ。本総説では,抗ビルレンス剤による治療法の背後にある理論を概説し,抗ビルレンス剤の標的となる細菌の特徴を例示する。さらには,この抗ビルレンス剤のパラダイムの最近の成功例と失敗例,そして開発段階にある新薬についても論じる。Copyright Nature Japan KK 2017

シソーラス用語： *薬物耐性 ,  *抗微生物薬 ,  病原性 ,  因子 ,  耐性菌 ,  細菌感染症 ,  クオラムセンシング ,  毒性因子 ,  シグナル伝達
準シソーラス用語： 細胞情報伝達

分類 (1件)： 病原体作用薬一般  (GW17010H)

タイトルに関連する用語 (4件)： 病原細菌 ,  薬 ,  抗生物質耐性 ,  治療