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J-GLOBAL ID：201702217563743624   整理番号：17A0514392

災害応急対策支援のためのオントロジーを用いたマクロ討論分析

著者 (4件)： 水田哲夫 (一般財団法人計量計画研究所 道路・経済社会研究室) ,  松島格也 (京都大学 大学院工学研究科都市社会工学専攻) ,  関克己 (復興庁) ,  小林潔司 (京都大学 経営管理大学院経営管理講座)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 72  号： 5  ページ： I_123-I_138(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 災害応急対策における意思決定の正統性を評価するために,災害後に観測される新聞報道記事の内容を分析し,その全体像を把握するための方法論を提案する.オントロジーの概念を援用して観測される発言や記事の内容を概念化し,その内容を体系的に把握する.その上で,避難指示の発令や解除などの意思決定の場面において考慮すべき項目を整理し,過去に行われた災害応急対策における意思決定プロセスに関する正統性の評価や,今後想定される災害における有効な災害応急対策の立案に資する手法を提案する.2000年に発生した有珠山噴火を対象とした実証分析の結果から,マクロ討論における討論的代表性確保の観点からみた正統性が一定程度確保されていることを確認する.(著者抄録)

シソーラス用語： 自然災害 ,  *対策 ,  *災害 ,  *助成 ,  *オントロジー ,  思考 ,  意思決定 ,  工程 ,  噴火活動 ,  経済分析 ,  *意見 ,  *拡大 ,  *分析
準シソーラス用語： マクロ討論 ,  マクロ討論分析 ,  意思決定プロセス ,  概念化 ,  災害応急対策 ,  *災害応急対策支援 ,  実証分析 ,  有珠山噴火

著者キーワード (5件)： emergency management ,  volcanic eruption ,  decision-making ,  macro deliberation ,  legitimacy

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (22件)：

• 1) 小林潔司:想定外リスクと計画理念,土木学会論文集D3, Vol.69, No.5, pp.I 1-I 14,2013.
• 2) Pitkin, H. F.: The Concept of Representation, Cambridge University Press, 1999.
• 3) 山岡龍一:政治におけるアカウンタビリティ-代表,責任,熟議デモクラシー,2006.
• 4) 羽鳥剛史,小林潔司,鄭蝦榮:討議理論と公的討論の規範的評価,土木学会論文集D3, Vol.69, No.2, pp.101-120, 2013.
• 5) 関克己,小林潔司,湧川勝巳:有珠山噴火における災害応急対策の意思決定構造に関する研究,土木学会論文集F5, Vol.72, No.1, pp.1-19, 2016.

タイトルに関連する用語 (6件)： 災害 ,  応急対策 ,  支援 ,  オントロジー ,  マクロ ,  分析