抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地球温暖化対策として2050年までに二酸化炭素排出量を80%削減することが求められており,内燃機関に代わりモーターを動力とした電気自動車が期待されている。しかし,現状ではガソリン自動車に比べて電気自動車の航続距離が短いことが,普及の妨げの一つとなっている。充電のワイヤレス化は,走行しながら充電を可能とし,大容量の電池を搭載しなくても航続距離を飛躍的に伸ばすことが可能である。本稿では,磁気共鳴型ワイヤレス送電において自動整合回路を使用せずに移動に伴う送電効率低下を防ぐ技術と,送電効率を維持しながら不要放射を抑制する送受電コイルの形状を最適化する設計技術を開発し,小型EVを使用した実証実験を実施した。送受電コイルに形状最適化したフラクタルループを用い,セニアカーを使用したワイヤレス送電システムによる実証実験の結果,方形ループコイルにたいしてフラクタルループは少ない送信電力でセニアカー側の受電コイル出力を24Vに保つことが出来,実用的な高い伝送効率を維持することが出来た。