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J-GLOBAL ID：201702218386940755   整理番号：17A0040426

有機エレクトロニクスが拓く未来社会-山形大学の目指すもの-解説編-山形大学が目指す研究開発-2-有機EL研究部門 INOELでの取り組み-フレキシブル有機ELパネルの開発-

著者 (1件)： 硯里善幸 (山形大)
資料名： 工業材料  (Engineering Materials)
巻： 65  号： 2  ページ： 38-39  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： F0172A  ISSN： 0452-2834  CODEN： KZAIA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有機EL(OLED)はLEDと同様にキャリア注入型発光デバイスであり,有機ELの最大の優位性はフレキシブル化が可能であることである。さらにフレキシブルな有機EL照明も可能である。これらの機能を概説する。フレキシブル有機ELはキャリア輸送層や発光層などの機能を有する有機薄膜の積層構造をしている。その厚さは100~200nmであり,非晶質でもあるので,高いフレキシビリティを有している。だが,陰極金属の酸化防止のため,その製作は封止構造が必要であるために容易ではない。このためゲッター剤で吸湿したり,UV硬化樹脂で有機EL基板をシーリングしたりする。当研究室におけるフレキシブル有機ELの取り組みはダム-フィル構造によるフレキシブル化技術と特殊接着剤による有機EL貼り合わせ技術の研究である。曲げ耐性と放熱性が良いので,さらなる改良が期待される。

シソーラス用語： 電子技術 ,  *エレクトロルミネセンス ,  発光ダイオード ,  キャリア ,  固体素子 ,  *フレキシブル基板 ,  照明器具 ,  有機材料 ,  積層構造 ,  非晶質 ,  柔軟性 ,  カソード ,  密封 ,  光重合型樹脂 ,  溶封 ,  有機半導体 ,  紫外線照射 ,  接着剤 ,  貼合せ ,  大学 ,  高分子薄膜
準シソーラス用語： UV硬化樹脂 ,  ゲッタ ,  シーリング ,  山形大学 ,  発光デバイス ,  *有機EL ,  有機EL照明 ,  有機エレクトロニクス ,  有機薄膜

分類 (2件)： 発光素子  (NC03082G) ,  有機化合物のルミネセンス  (BM08094A)

タイトルに関連する用語 (8件)： 有機エレクトロニクス ,  未来 ,  社会 ,  研究 ,  開発 ,  有機EL ,  部門 ,  有機ELパネル