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J-GLOBAL ID:201702218546561996   整理番号:17A1090021

ムサシ-1 RBD2によるr(UAG)の認識に対する構造的洞察と最小標的RNAに結合したムサシ-1 RBD1~2のモデル構築

Structural Insight into the Recognition of r(UAG) by Musashi-1 RBD2, and Construction of a Model of Musashi-1 RBD1-2 Bound to the Minimum Target RNA
著者 (8件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ムサシ-1(Msi1)は,その標的mRNAへの結合とその後の翻訳調節を介して,幹細胞の維持と腫瘍形成を制御する。Msi1は2つのRNA結合ドメイン(RBD)であるRBD1とRBD2を有しており,それぞれr(GUAG)とr(UAG)を認識する。これらの最小認識配列は,Msi1標的mRNAの可変リンカーにより連結されるが,Msi1がその標的を認識する分子メカニズムはまだ解明されていない。著者らは,以前にMsi1 RBD1:r(GUAGU)複合体の溶液構造を決定した。本研究では,RBD2:r(GUAGU)複合体の構造を初めて決定した。この構造では,中心部トリヌクレオチドであるr(UAG)が,分子間水素結合と芳香族スタッキング相互作用によって特異的に認識されることを明らかにした。重要なことは,遊離状態では無秩序な形態となるC末端領域が,ヘリックスに似た一定の立体配座をとることである。化学シフト摂動と分子間核オーバーハウザー効果(NOE)の観察結果と,複合体形成におけるヘテロ核の定常状態{1H}-15NのNOE値の増加から,RNA結合にC末端領域が関与することを示した。2つの複合体構造に基づいて,両方の最小認識配列を含んだr(UAGGUAG)を有する連続したRBDの構造モデルを構築したところ,立体障害は見られなかった。このモデルは,リンカーの可変長(n)の認識がn=50まで可能であることを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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分子構造  ,  生物学的機能  ,  生物物理的研究法  ,  有機化合物の磁気共鳴スペクトル(分子) 
タイトルに関連する用語 (3件):
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