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J-GLOBAL ID：201702219632914100   整理番号：17A0004178

先端材料の創製と実用化 擦ると発光色が変化し,室温下で自己回復する固体蛍光色素

著者 (1件)： 伊藤傑 (横浜国大 大学院工学研究院)
資料名： 化学工業  (Chemical Industry)
巻： 68  号： 1  ページ： 36-41  発行年： 2017年01月01日 
JST資料番号： F0101A  ISSN： 0451-2014  CODEN： KAKOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 擦ると発光色が変化し,室温下で自己回復する固体蛍光色素に関して次の項目に分類して紹介する。1)インドリルベンゾチアジアゾール誘導体の分子構造と固体発光特性,2)分子内電荷移動励起に基づく蛍光発光,3)自己回復メカノクロミック発光,4)インドール環3位へのメチル基効果,5)発光波長と回復時間の制御。メカノクロミック発光性色素は,次世代の機能性色素として,機械的刺激を加えた際の発光色変化を偽造防止に利用するセキュリティインクや,生体内に局所的に加わる異常圧力を可視化するメカノバイオセンサーなどへの応用が期待される。インドリルベンゾチアジアゾール誘導体以外にも,室温下で自己回復するメカノクロミック発光性色素に関する報告は存在するが,本色素では各種誘導体を容易に合成可能であり,発光色および発光色の回復時間を制御できる点が大きな特長である。

シソーラス用語： *蛍光体 ,  *色素 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  硫黄複素環化合物 ,  *発光 ,  電荷移動 ,  機能材料 ,  機械刺激
準シソーラス用語： *蛍光色素 ,  ベンゾチアジアゾール誘導体 ,  インドール誘導体 ,  *蛍光発光 ,  分子内電荷移動 ,  自己回復材料

分類 (2件)： 染料  (YJ05000I) ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  (BH06062I)

タイトルに関連する用語 (8件)： 先端材料 ,  創製 ,  実用化 ,  発光色 ,  室温 ,  自己回復 ,  固体 ,  蛍光色素