抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フィルタリングアンテナにおいて,スカート特性の急峻化のために阻止域に伝送零点を生成することは必要不可欠である。しかし,従来の平面フィルタリングアンテナにおける伝送零点は小型化に伴い生じてしまう共振器同士あるいはアンテナと共振器間の不要結合により生成されていた。従って,従来の平面アンテナの設計において任意の周波数に伝送零点を生成することは困難であった。そこで本稿では,小型化に伴って必然的に生じるアンテナと共振器間の飛越結合を積極的に利用し,任意の周波数に伝送零点を生成できる有極形平面フィルタリングアンテナの構造を提案する。その一例として,中心周波数2.45GHz,比帯域5%の通過域と,阻止域では2個の伝送零点を有する4段有極形平面フィルタリングアンテナの設計を行い,急峻なスカート特性を実現している。最後に,フィルタリングアンテナの試作・測定によって提案したフィルタリングアンテナの構造の有効性を実証している。(著者抄録)