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J-GLOBAL ID：201702219890382340   整理番号：17A1417994

ケルセチン関連フラボノイドのバイオアベイラビリティを調節する因子とその血管機能の結果【Powered by NICT】

Factors modulating bioavailability of quercetin-related flavonoids and the consequences of their vascular function

著者 (1件)： Terao Junji (Faculty of Nursing and Rehabilitation, Konan Women’s University, Morikita-cho 6-2-23, Higashinaga-ku, Kobe City, Hyogo 658-0001, Japan)
資料名： Biochemical Pharmacology  (Biochemical Pharmacology)
巻： 139  ページ： 15-23  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0128A  ISSN： 0006-2952  CODEN： BCPCA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 食事フラボノイドは,慢性疾患の予防で注目を集めている。疫学的及び介入研究は,フラボノイド摂取は血管健康に有益な効果を有することを示す。フラボノイドは直接抗酸化剤として作用することはありそうもない,酸化ストレスは,心血管疾患につながる血管障害に寄与する大きくなかった。代わりに,フラボノイドは適応応答または許容ストレスに対する細胞酸化還元状態を調節することにより機能を発揮する可能性がある。しかし,サプリメントまたは食事からのフラボノイドの最適摂取量はまだ解明されていない,それらのバイオアベイラビリティを調節する外因性および内因性因子の数はそれらの血管機能に影響を及ぼすからである。本レビューは抗酸化フラボノイドの代表としてケルセチンのバイオアベイラビリティと血管機能の現在の知識に焦点を当てた。現在の介入研究はクエルセチン富タマネギの摂取は,血管の健康を改善することを示唆した。タマネギはクエルセチンのバイオアベイラビリティの観点からのケルセチン補給より優れている可能性があり,おそらく食品マトリックスはケルセチンの腸管吸収を促進するからである。αグルコシル化は,吸収細胞への接近性を上昇させることにより,そのバイオアベイラビリティを増加させる。プレニル化は細胞取込を増加させることにより,標的部位での生体内蓄積を強化する可能性がある。しかし,これら化学修飾は血管系への健康利益を保証するものではない。食餌性クエルセチンは血流中のそれらの結合体として独占的に存在した。ケルセチンは炎症誘発性脱共役後のマクロファージ細胞内のアグリコンとしてと内皮細胞を標的とすることにより共役代謝産物としての血管機能を発揮する可能性がある。バイオアベイラビリティと生物有効性の間の関係を明らかにし,多種多様な食事性フラボノイドの血管機能を評価する必要がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *フラボノイド ,  生体内蓄積 ,  *血管 ,  炎症 ,  *バイオアベイラビリティ ,  酸化防止 ,  疫学 ,  サプリメント ,  マクロファージ ,  代謝産物 ,  酸化ストレス ,  ケトン ,  酸素複素環化合物 ,  多価フェノール ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： 抗酸化剤 ,  健康 ,  *血管機能 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： フラボノイド ,  ケルセチン ,  バイオアベイラビリティ ,  血管機能 ,  酸化ストレス

分類 (2件)： 薬物の構造活性相関  (GV01050B) ,  抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

物質索引 (1件)： クエルセチン

タイトルに関連する用語 (6件)： ケルセチン ,  フラボノイド ,  バイオアベイラビリティ ,  調節 ,  因子 ,  血管機能