抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
交通流モデルは一般に,交通流を圧縮性流体とみなして巨視的な挙動を記述するマクロモデルと,個々の車両の運動を記述するミクロモデルに大別できるだろう。KWモデルは前者の典型と言われることが多い。もちろん,これは正しい解釈である。一方で同時に,異なる解釈,例えばミクロ追従モデルやセルオートマトンとしての解釈も可能である。言い換えると,交通流をモデル化するさまざまなアプローチがKWモデルの枠組み内で統一的に整理でき,互いに等価であることが言える。これは単に理論的に重要かつおもしろいだけでなく,実際上の問題を解く際にも役に立ち得る。例えば,モデル化のアプローチはそれぞれ異なる長所と短所を持っているので,問題に応じて適切なアプローチを選択できる。それぞれのアプローチの特徴を活かしたKWモデルの拡張もなされている。(著者抄録)