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J-GLOBAL ID:201702220668043428   整理番号:17A1997911

免疫療法:インテグリンβ7の活性型構造はCAR T細胞療法のための多発性骨髄腫特異的な新規標的である

The activated conformation of integrin β7 is a novel multiple myeloma-specific target for CAR T cell therapy
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巻: 23  号: 12  ページ: 1436-1443  発行年: 2017年12月 
JST資料番号: W0636A  ISSN: 1078-8956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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がん特異的な細胞表面抗原は,モノクローナル抗体(mAb)を基盤とする免疫療法の理想的な標的だが,これまでにトランスクリプトーム解析あるいはプロテオーム解析で同定され尽くしたと考えられている。本論文では,インテグリンの活性型構造が多発性骨髄腫(MM)特異的な治療標的となりうることを示す。我々は10,000を超える抗MM mAbクローンをスクリーニングし,MMG49がMM特異的mAbであることを明らかにした。MMG49はインテグリンβ7分子の一部を特異的に認識する。MMG49が結合するエピトープはβ7鎖のN末端領域にあり,不活性型構造のインテグリンでは抗体が接近できないが,活性型構造では露出されると予測される。MM細胞ではインテグリンβ7の発現が上昇しており,また恒常的に活性化しているため,MMG49に対する反応性が高くなる。一方,インテグリンβ7+の正常リンパ球などの他種類の細胞では,MMG49への結合はほとんど検出できなかった。MMG49由来のキメラ抗原受容体(CAR)を導入したT細胞は,正常な造血細胞を損傷することなく,抗MM効果を発揮した。これらの結果は,MMG49CAR T細胞療法はMMの有望な治療であることを示すとともに,受容体タンパク質の生理的ではあるが希少な構造ががん免疫療法の標的となり得ることも示している。Copyright Nature Japan KK 2018
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分類 (3件):
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腫ようの薬物療法  ,  腫よう免疫  ,  腫ようの免疫療法 

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