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J-GLOBAL ID:201702221599628123   整理番号:17A0790636

表面誘起相転移によって引き起こされるナノポア内の局所的なpHの動的操作

Dynamic manipulation of the local pH within a nanopore triggered by surface-induced phase transition
著者 (8件):
資料名:
巻: 19  号: 25  ページ: 16323-16328  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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閉じ込められたナノポア溶液内(ナノコンファインメント内)にて,局所的なpHの調整操作を行うことは,ナノ流体技術及びその応用面において不可欠である。従来の方法では,負に帯電したポア壁表面の近傍のプロトンによる電荷補償で形成した電気二重層の重なりを利用しており,そのためポア内のpH変化は酸性側に限定されていた。アルカリ側でのpH変化を実現させるために,本研究においては疎水性のポア壁表面及び疎水性カチオンを含有する水溶液からなる装置を開発した。カチオン濃度のある閾値を超えると,ナノポア内は第2相により満たされた。そこでは,疎水効果に由来する表面誘起相転移(SIFT)によりカチオンが著しく高濃度になっていた。これには共存するアニオンの高濃度化を伴なっていた。本研究では第2相内のpHはバルク溶液に比べて非常に高いことを実験により明らかにした。電気化学測定によると,最も顕著な場合,10nmのナノポア内にてpH値が4.8から10.7に増加できることが,強く示唆された。これは水酸化物アニオンの高濃度化に起因するものであった。本研究結果は,上記pH変化の範囲及び速度が望みどおりに制御可能であることの議論をした。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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その他の物質の多成分系の相平衡・状態図  ,  電気化学一般  ,  固-液界面 
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