抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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江戸時代日光地方で行われた人参栽培について,その旧跡地を訪ねて新たな資料を参考にその実態を調査した。人参はオタネニンジン(ウコギ科)を原植物とする最もよく知られた生薬の一つであるが,本植物は日本には自生しない。日本では江戸時代に人参の人気が高まり大量の人参が朝鮮から輸入された。そのため八代将軍徳川吉宗は人参の国産化を目指したが,その結果1720年代に日光での国内栽培が成功し,以後幕府管理下での栽培は大きく発展を遂げ1870年代まで続けられた。本稿ではその変遷について調査結果を報告する。(著者抄録)