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J-GLOBAL ID：201702222066849133   整理番号：17A0973466

高導電性固溶強化型銅合金の車載用材料としての諸特性

Properties of Solid-Solution Copper Alloys with High Electrical Conductivity for Automobile Electronics

著者 (4件)： 松永裕隆 (三菱マテリアル 中研) ,  西村透 (三菱マテリアル 中研) ,  森広行 (三菱マテリアル 中研) ,  牧一誠 (三菱伸銅 若松製作所)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 56  ページ： 271-275  発行年： 2017年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気自動車等の車載部材では大電流化のニーズが増大しており,銅合金にはより優れた導電率,耐応力緩和特性,強度が求められている。前報では,導電率が40%IACS程度の領域で析出強化型合金以上の特性を持つ固溶強化型銅合金の開発について報告した。本報では,固溶強化型銅合金の溶質元素としてMg,Sn,Niを選択し,これらを微量添加した2元合金の0.2%耐力,導電率,耐熱性,および耐応力緩和特性を評価し,大電流用途としての可能性について検討した。0.2%耐力は添加元素のLSF(銅と添加元素の原子半径のミスフィット)により決定された。電気抵抗率は添加量に比例して増加した。Cu-Mg希釈固溶合金が0.2%耐力,導電率,耐熱性,および耐応力緩和特性に優れていることが明らかになった。

シソーラス用語： 電気自動車 ,  計測器 ,  *銅合金 ,  *合金設計 ,  二元合金 ,  固溶体硬化 ,  微量元素 ,  マグネシウム添加合金 ,  スズ添加合金 ,  ニッケル添加合金 ,  金属組織 ,  *機械的性質 ,  降伏強さ ,  *電気伝導率 ,  応力緩和 ,  耐熱性 ,  原子半径 ,  電流 ,  濃度依存性 ,  押込硬さ
準シソーラス用語： 車載機器 ,  合金開発 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  導電率 ,  大電流 ,  Vickers硬さ

分類 (3件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  機械的性質  (WB02030U) ,  電気的性質  (WB02010Y)

引用文献 (13件)：

• K. Maki, Y. Ito, H. Matsunaga, H. Mori : Scr. Mater., 68 (2013), 777-780.
• 伊藤優樹,松永裕隆,森広行,牧一誠:銅と銅合金,53 1(2014),198-202.
• 伊藤優樹,牧一誠,小林敬成,小池慎也:まてりあ,55 2(2016),67-69.
• 野村幸矢:KOBE STEEL ENGINEERING REPORTS 54 1(2004),1-8.
• O. Vohringer : Z.Metallkd, 65 (1974) , 352-358.

タイトルに関連する用語 (4件)： 高導電性 ,  強化 ,  銅合金 ,  車載