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J-GLOBAL ID：201702222359024219   整理番号：17A1515076

グラジエントフローを使った格子上のQCD熱力学

QCD Thermodynamics on the Lattice from the Gradient Flow

著者 (2件)： ITOU Etsuko (Osaka Univ.) ,  AOKI Sinya (Kyoto Univ.)
資料名： YITP  (YITP)
号： 17-11  ページ： 8P  発行年： 2017年01月31日 
JST資料番号： L0911B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クォークグルオンプラズマ相におけるバルク量と輸送係数の正確な値を求めるために,グラジエントフローを使った格子上のくりこまれたエネルギー運動量テンソル(EMT)の直接計算を提案する。EMTの1点関数から,M.Asakawa等は相互作用メジャーと熱エントロピーを求めた。その結果は積分法によって求めたものと整合する。この成功に基づいて,著者等は輸送係数に関わりのあるEMTの2点関数を測ることを試みる。著者等の方法の利点は,(1)グラジエントフローのsmearing効果故の明確なシグナルと,(2)EMTの波動関数くりこみを計算する必要がないことである。加えて,(2+1)フレーバQCDでEMTを求める上で必要な,フェルミオンに対する正-フロー法と随伴-フロー法との間の数値コストの比較に関して短いコメントを与える。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *クォークグルオンプラズマ ,  量子色力学 ,  熱力学 ,  輸送係数 ,  エネルギー運動量テンソル ,  相関関数 ,  Yang-Mills理論
準シソーラス用語： *グラジエントフロー ,  QCD【素粒子】 ,  *格子QCD

分類 (2件)： 強い相互作用の模型  (BF02040W) ,  その他の粒子による反応・散乱  (BG04080F)

引用文献 (13件)：

• M. Asakawa et al. [FlowQCD Collaboration], Phys. Rev. D 90, no. 1, 011501 (2014) [Phys. Rev. D 92, no. 5, 059902 (2015)] [arXiv:1312.7492 [hep-lat]].
• M. L?scher, JHEP 1008, 071 (2010) [arXiv:1006.4518 [hep-lat]].
• H. Suzuki, PTEP 2013, 083B03 (2013) [PTEP 2015, 079201 (2015)] [arXiv:1304.0533 [hep-lat]].
• M. L?scher and P. Weisz, JHEP 1102, 051 (2011) [arXiv:1101.0963 [hep-th]].
• M. Luscher, JHEP 1304, 123 (2013) [arXiv:1302.5246 [hep-lat]].

タイトルに関連する用語 (3件)： 格子 ,  QCD ,  熱力学