抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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核子の有限多体系である原子核は,核子・ハドロン・クオーク・レプトンが共存して相互作用を行うユニークな物理系である。大阪大学核物理研究センター(RCNP)は,これらの物理系の解明を目指す。RCNPと核分光研究という題で,前号(I部)では,RCNP創立とAVFサイクロトロンによる,高励起の核分光研究のいくつかを紹介した。1990年代になりRCNPではリングサイクロトロン,レーザー電子光(LEPS)及び大塔地下観測所に於ける,核子・ハドロン・クオーク・ニュートリノ核物理研究が発展した。本文(II部)では,これらのRCNPの新展開と,それによって,主に20世紀に発展した核分光研究のいくつかの例を簡単に述べる。今世紀の核物理学の新な展界を期したい。(著者抄録)