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J-GLOBAL ID:201702222833525137   整理番号:17A1607085

STICS衛星におけるチャネライザサブバンド幅検討と効果

著者 (7件):
資料名:
巻: J100-B  号:ページ: 548-557 (WEB ONLY)  発行年: 2017年08月01日 
JST資料番号: U0471A  ISSN: 1881-0209  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本論文では,STICS衛星を使用して一つの小型携帯端末で地上と衛星ネットワークのどちらも利用できる通信システムにおいて,衛星搭載用ディジタルチャネライザの効率的なサブバンド幅について検討を行った。まず,各ビームの呼量均一条件では,フィーダリンク帯域幅,ユーザリンク帯域幅をそれぞれサブバンド幅で割ったときの剰余が小さいときに効率が良く,最適値を求められることを示した。次に,呼量が少ない海域ビームや呼量が大きい大規模災害時の被災地ビームを考慮した呼量不均一の条件での検討を行った。呼量が多い被災地ビームを含むクラスタにリソースを集中させる必要性から,このクラスタが使用するユーザリンク帯域幅の周波数利用率を高める運用条件が求められる。利用率への寄与度の大きい被災地ビームに割り当てた帯域を無駄なく使い切るサブバンド幅を選択するのがよく,更に,海域ビームは割り当て帯域がサブバンド幅より少ない場合は周波数利用率を下げるので,その帯域を被災地ビームや陸域ビームに割り振ることで周波数利用率を0.98以上とすることができた。大規模災害時などサブバンド幅を決める条件が増えた場合においても,基本的には,割り当てられた各帯域をサブバンド幅で除した剰余が最小となる値を求めることで最適なサブバンド幅を求めることができることを示した。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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移動通信  ,  宇宙通信 
引用文献 (10件):
  • 蓑輪正,田中正人,浜本直和,藤野義之,西永望, 三浦龍,鈴木健治,“安心・安全のための地上/衛星統合移動通信システム,” 信学論(B),vol.J91-B, no.12, pp.1629-1640, Dec. 2008.
  • T.C. Butash and J.R. Marshall, “Leveraging digital on-board processing to increase communications satellite flexibility and effective capacity,” ICSSC-2010, AIAA2010-8715, Anaheim, California, Aug.- Sept. 2010.
  • R. Jain, D. Chiu, andW. Hawe, “A quantitative measure of fairness and discrimination for resource allocation in shared computer systems,” DEC Res. Rep. TR-301, Sept. 1984.
  • I. Bisio and M. Marchese, “The concept of fairness: definitions and use in bandwidth allocation applied to satellite environment,” IEEE Aerosp. Electron. Syst. Mag., vol.29, no.3, pp.8-14, 2014.
  • G. Cocco, T.D. Cola, M. Angelone, and Z. Katona, “Radio resource management strategies for DVB-S2 systems operated with flexible satellite payloads,” Advanced Satellite Multimedia Systems Conference and the 14th Signal Processing for Space Communications Workshop (ASMS/SPSC), 2016 8th. IEEE, 2016.
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