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J-GLOBAL ID：201702222935959075   整理番号：17A0503354

腐朽木材からの天然型ラッカーゼメディエーターの検索

著者 (5件)： 望月祥統 (静岡大 農) ,  松永幸 (静岡大 農) ,  米田夕子 (静岡大 農) ,  河合真吾 (静岡大 農) ,  西田友昭
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 67th  ページ： ROMBUNNO.L18-P1-15  発行年： 2017年02月27日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 白色腐朽菌が産生するリグニン分解酵素の一つであるラッカーゼ(Lac)は,メディエーターと呼ばれる化合物の存在下ではLac単独では分解が困難な非フェノール性リグニンモデル化合物の分解も可能になることが知られている。当研究室では,カワラタケ(Trametes versicolor)培養液から検出されたp-ヒドロキシ安息香酸や,腐朽木材に存在すると予想されるバニリルアルコールなどを共存させると,Lac単独では分解が困難な非フェノール性β-O-4型リグニンモデル化合物およびテトラサイクリンを分解することを報告した。そこで本研究では,腐朽木材抽出物からLacメディエーターとして機能するモノフェノール類等を検出することを目的とし,ミズメ(Betula grossa)を唯一の栄養源とする木粉培地をカワラタケによって腐朽させ,そのメタノール抽出物を分析した。その結果,バニリンやシリンガアルデヒドが確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： *リグニンペルオキシダーゼ ,  *カワラタケ属 ,  *木材腐朽菌 ,  *酵素生産 ,  *リグニン ,  モデル化合物 ,  微生物分解 ,  木材腐朽 ,  カバノキ科 ,  培地 ,  *ジフェノールオキシドレダクターゼ ,  フェノール類 ,  フェノールエーテル ,  ジオール ,  芳香族アルデヒド
準シソーラス用語： β-O-4結合 ,  カワラタケ ,  メタノール抽出 ,  *ラッカーゼ ,  リグニン分解酵素 ,  レドックスメディエータ ,  *白色腐朽菌

分類 (2件)： 木材化学  (FF05040V) ,  微生物酵素の生産  (FK03030L)

物質索引 (3件)： シリンガアルデヒド ,  バニリルアルコール ,  バニリン

タイトルに関連する用語 (3件)： 腐朽 ,  木材 ,  検索