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J-GLOBAL ID：201702222950396832   整理番号：17A0243304

人とロボットのインタラクションを通した終助詞「ね」の意味獲得

Meaning Acquisition of Sentence-Final Particle Ne through Human-Robot Interaction

著者 (3件)： 服部侑介 (京都工繊大) ,  岡夏樹 (京都工繊大) ,  深田智 (京都工繊大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 436(HCS2016 59-89)  ページ： 77-82  発行年： 2017年01月20日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は,人とロボットのインタラクションを通した終助詞「よ/ね/か」の意味獲得について実験的に検討してきたが,これまでの研究では,「ね」の使用が共感に与える影響を扱えていなかった。今回,ロボットに共感に対応する情報処理と,それに付随するロボットの発話「ね~」を追加し,インタラクション実験を行った結果,人の発話に含まれる終助詞「ね」が,ロボットの想起・比較処理と共感処理を同時に起動することを確認した。しかし,共感処理について実験参加者はほとんど考慮していないことが分かり,今後再検討・再実験を行う。(著者抄録)

シソーラス用語： *ヒューマンインタフェイス ,  *品詞 ,  感情 ,  知識獲得
準シソーラス用語： *ヒューマンロボットインタラクション ,  助詞 ,  *終助詞 ,  共感 ,  意味獲得 ,  *言語獲得

分類 (1件)： 人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (5件)：

• 服部侑介,岡夏樹,深田智,西崎友規子, ′′人とロボットのインタラクションを通した終助詞と名詞の意味獲得実験の分析: 個人差と他者モデルの観点から′′, HAIシンポジウム2015, G-12, 2015.
• 金水敏, ′′<言語学の最新情報>-日本語学: 終助詞ヨ・ネ′′, 月刊言語, 1993, vol.22, no.4, pp.387-394.
• Nagai, T. & Abe, K. & Nakamura, T. & Oka, N. & Omori, T., Probabilistic Modeling of Mental Models of Others., Proseedings of the 24th IEEE International Symposium on Robot and Human Intaractive Communication, pp.89-94 (2015).
• 岡夏樹,増子雄哉,林口円,伊丹英樹,川上茂雄, ′′Fisherの直接法を用いたインタラクションデータからの意味学習′′, 知識と情報(日本知能情報ファジィ学会誌), 2008, vol.20, no.4, pp.461-472.
• 平山るみ,楠見孝, ′′批判的思考態度が結論導出プロセスに及ぼす影響-証拠評価と結論生成課題を用いての検討-′′, 教育心理学研究, 2004, pp.186-198.

タイトルに関連する用語 (6件)： 人 ,  ロボット ,  インタラクション ,  助詞 ,  意味 ,  獲得