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J-GLOBAL ID：201702223036959963   整理番号：17A0270300

5′-UTRイントロンは酵母Saccharomyces cerevisiaeにおける蛋白質発現を増強する

5′-UTR introns enhance protein expression in the yeast Saccharomyces cerevisiae

著者 (9件)： HOSHIDA Hisashi (Yamaguchi Univ., Ube, JPN) ,  HOSHIDA Hisashi (Yamaguchi Univ., Yamaguchi, JPN) ,  HOSHIDA Hisashi (Yamaguchi Univ. Biomedical Engineering Center, Ube, JPN) ,  KONDO Masaki (Yamaguchi Univ., Ube, JPN) ,  KOBAYASHI Takafumi (Yamaguchi Univ., Ube, JPN) ,  YARIMIZU Tohru (Yamaguchi Univ., Ube, JPN) ,  AKADA Rinji (Yamaguchi Univ., Ube, JPN) ,  AKADA Rinji (Yamaguchi Univ., Yamaguchi, JPN) ,  AKADA Rinji (Yamaguchi Univ. Biomedical Engineering Center, Ube, JPN)
資料名： Applied Microbiology and Biotechnology  (Applied Microbiology and Biotechnology)
巻： 101  号： 1  ページ： 241-251  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： H0764A  ISSN： 0175-7598  CODEN： EJABDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Saccharomyces cerevisiaeのイントロンが蛋白質発現に及ぼす影響を調べた。5′-非翻訳領域(UTR)内に単一のイントロンを持つRPS25A,RPS26A,およびRPS26B遺伝子と,開始コドン直後にイントロンを持つRPS24A遺伝子を対象として解析を行った。ルシフェラーゼをレポーターとした解析したところ,これら遺伝子のイントロンを含むプロモーターが,いずれも非常に強いプロモーター活性を持つことが分かった。これらプロモーターからイントロンを除去すると,プロモーター活性が減少した。恒常的プロモーターとして知られるTDH3pとRPS25Aプロモーターのキメラは,TDH3pのプロモーター活性よりも50倍高いプロモーター活性を示した。他の遺伝子のプロモーター活性も,RPS25Aプロモーターとのキメラを作ることで,顕著に増加した。しかしながら,これらキメラプロモーターはmRNA量には影響しなかったことから,プロモーター内のイントロンが転写後に作用することが分かった。S.cerevisiaeの5′-UTRイントロンは,転写後のいずれかの段階に作用することで,蛋白質発現を増強すると結論付けた。

シソーラス用語： Saccharomyces cerevisiae ,  *イントロン ,  mRNA ,  プロモーター領域 ,  タンパク質合成 ,  分子遺伝現象 ,  遺伝的調節
準シソーラス用語： 5′UTR ,  蛋白質発現 ,  転写調節

分類 (1件)： 遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： イントロン ,  酵母 ,  Saccharomyces ,  蛋白質発現 ,  増強