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J-GLOBAL ID:201702223478151525   整理番号:17A0483120

疑似被災体験により不安全避難行動を誘発する学習支援方式

著者 (4件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 44-53(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: L2602A  ISSN: 1341-4135  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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災害時の避難行動の判断は住民個人に委ねられており,避難心得などの防災知識が周知されていても適切な行動をとらなければ地域全体の円滑な避難行動の妨げとなる。本論文では,自身で選択した意図的な不安全避難行動によって危険に直面する状況を疑似体験させ,前述した知識と行動の不一致を解消させる防災学習支援システムを試作した。本システムでは学習者の動機付けを高めるためにゲーミング・シミュレーションを用い,不安全避難行動をゲーム遂行中に誘発された目的達成の手段として位置付ける学習支援方式(誘発ありゲーミング)を提案した。具体的には,洪水ハザードマップに記載される災害時危険箇所のアンダーパス,崖,橋を学習対象とし,それらに接近した状態でRPG(Role-Playing Game)の戦闘シーンの要素などを取り入れて不安全避難行動を誘発して,危険に直面させることで知識と行動意図の不一致の解消を図った。著者らは以前に知識と行動意図の不一致を定量化する手法を提案しており,本手法による評価実験を行ったところ疑似被災体験を経験していないと前記不一致が確かめられ,誘発なしゲーミングでは安全避難行動が多く選択されたことから,誘発ありゲーミングによる不一致の解消の可能性が示唆された。
シソーラス用語:
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分類 (4件):
分類
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自然災害  ,  趣味娯楽用品  ,  CAI  ,  マーケティング 
引用文献 (25件):
  • (1) 国土交通省:“洪水浸水想定区域・洪水ハザードマップ公表状況”,http://www.mlit.go.jp/river/bousai/main/saigai/kisotishiki/pdf/shinsui-hm_graph_1511.pdf(参照2015.4.14)
  • (2) 国土交通省河川局治水課:“洪水ハザードマップ作成の手引き(改訂版)” (2013)
  • (3) 国土交通省水管理・国土保全局河川環境課水防企画室:“水害ハザードマップ作成の手引き” (2016)
  • (4) 毎日新聞:“車で逃げたい...大渋滞”,12月20日朝刊(2012)
  • (5) 牛山素行,高柳夕芳:“2004∼2009年の豪雨災害による犠牲者の特徴”,災害情報,Vol. 11, pp. 81-89 (2010)
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タイトルに関連する用語 (5件):
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