抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,FPGAは高性能化と大規模化が進んできており,従来CPUで実行しているアプリケーションを加速する,ハードウェアアクセラレータとしての需要が高まっている。FPGAをアルゴリズムレベルから設計する技術としてOpenCLや高位合成が実用化されているが,十分な速度性能を引き出すためには深いハードウェア設計の知識と経験が必要なことが知られている。我々は,ハードウェア知識を持たないソフトウェア設計者を対象にした,アプリケーションのFPGA化フローを提案する。このフローは,アプリケーションソースコードを入力として,ハードウェア/ソフトウェア分割とアーキテクチャ設計の工程を経て,OpenCLを使って回路に実装する。本論文では,実アプリケーションのFPGA化フローにおける課題を調査することを目的に,有限要素法衝突解析アプリケーションのOpenCL FPGA化トライアルを実施した。パイプライン動作を考慮したデータフロー解析とモジュール分割を実施する事により,CPUコアに対して55.7倍の速度向上をOpenCLで達成した。(著者抄録)