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J-GLOBAL ID：201702223881819194   整理番号：17A0947980

斜面崩壊により被災した農業用ため池への土砂流入に関する検討-UAV調査と土砂流入解析の試み-

著者 (7件)： 正田大輔 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  吉迫宏 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  紺野道昭 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  井上敬資 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  楠本博 (アスコ大東) ,  原田耕平 (アスコ大東) ,  橋本知宗 (アスコ大東)
資料名： 水と土
号： 181  ページ： 68-71  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： S0654A  ISSN： 0287-8593  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2014(平成26)年8月豪雨により,広島県,京都府,および兵庫県において,豪雨による斜面崩壊等により,下流の農業用ため池が被災した。一方,被災したため池のほとんどが貯水池内に土砂を貯留して,ため池下流に対する減災効果を発揮した。本報告では,京都府福知山市で2014(平成26)年8月豪雨時の斜面崩壊により被災したため池を対象として,UAVを用いてため池周辺を撮影し,その結果を用いた堆積土砂量の推定等の調査と,個別要素法を用いたため池への土砂流入と貯水の挙動についての再現解析について紹介する。UAVにより満水面積を計測し,円錐台の容量と仮定して崩壊土砂容量を算出すると,3,700m³だった。災害査定時に横断測量で求めた流入土砂量は3,380m³であり,UAVによる試算値と近い値を示した。

シソーラス用語： *溜池 ,  京都府 ,  豪雨 ,  *斜面崩壊 ,  被災 ,  調査 ,  *無人機 ,  容量 ,  *土壌 ,  堆積 ,  地形測量
準シソーラス用語： UAV調査 ,  横断測量 ,  堆積土砂量 ,  *土砂流入 ,  *農業用溜池 ,  福知山市

分類 (2件)： 貯水池,調整池  (RC16030Z) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D)

引用文献 (5件)：

• 正田大輔・鈴木尚登・吉迫 宏・西川泰史・小泉繁信・楠本 博(2015):平成26年8月豪雨による土砂流入で被災したため池のUAV調査, 第54回(公社)日本地すべり学会研究発表会, 98-99.
• Daisuke Shoda, Hisato Suzuki, Hiroshi Yoshisako, Keisuke Inoue and Michiaki Konno (2015) : A CASE STUDY OF SMALL EARTHFILL DAM DAMAGED BY DEBRIS FLOW IN JAPAN, PAWEES-INWEPF joint international conference 2015, PIJIC2015_17.
• 正田大輔・吉迫 宏・紺野道昭・井上敬資・鈴木尚登 (2016):平成26年8月豪雨被災ため池での流入土砂の実態, 農村工学研究所技報, 217, 839-842.
• 吉迫 宏・小川茂男(2009):ため池における利水容量の転用による洪水調節容量の創出-東広島市六道池における検討-, システム農学, 25(1), 63-70.
• 国土交通省国土技術政策総合研究所(2016):国土技術政策総合研究所資料 砂防基本計画策定指針(土石流・流木対策編)解説, 34.

タイトルに関連する用語 (8件)： 斜面崩壊 ,  被災 ,  農業用ため池 ,  土砂流入 ,  UAV ,  調査 ,  解析 ,  試み