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J-GLOBAL ID:201702224000589081   整理番号:17A0626573

カチオン型両親媒性トリス-環状金属化イリジウム(III)錯体はCa2+-カルモジュリン錯体との相互作用を介してがん細胞死を誘導する

Cationic Amphiphilic Tris-Cyclometalated Iridium(III) Complexes Induce Cancer Cell Death via Interaction with Ca2+-Calmodulin Complex
著者 (8件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 507-523  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: W0169A  ISSN: 1043-1802  CODEN: BCCHES  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,Jurkat細胞の細胞死を誘導する標記KKGGペプチド含有イリジウム(III)錯体(2C)の細胞死誘導機構を調べた。その結果,イリジウム錯体2Cは細胞表面のアニオン性分子および/または膜受容体と相互作用して細胞内Ca2+応答を誘発し,膜崩壊を伴って細胞死が誘導される。粗面小胞体(ER)上に位置するイノシトール1,4,5三りん酸受容体の選択的インヒビターであるキセストスポンギンCはイリジウム錯体細胞毒性を減弱することから,イリジウム錯体はERからのCa2+放出を誘発してサイトゾルCa2+濃度上昇を導き,このことが細胞死を招くことが示唆された。更に2Cの標的分子を同定すす目的で,光反応性3-トリフルオロメチル-3-フェニルジアジリン(TFPD)基を含む一連の新しい両親媒性Ir錯体を合成し,それらを用いて様々な実験を実施した。その結果,イリジウム錯体2Cの標的分子のひとつはCa2+-結合蛋白質のカルモジュリンであることが示唆された。
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分類 (1件):
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抗腫よう薬の基礎研究 
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