文献
J-GLOBAL ID:201702225090263708   整理番号:17A0507520

可搬型X線回折分析装置を用いた銅造釈迦如来坐像(飛鳥大仏)の材質調査

Research on “Asuka-daibutsu” Using a Portable X-ray Diffraction Analyzer
著者 (4件):
資料名:
号: 56  ページ: 65-75  発行年: 2017年03月23日 
JST資料番号: Y0449A  ISSN: 0287-0606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
飛鳥大仏のX線回折分析による材質調査は2013年に行われており,その結果によると,主成分としてテノライト(CuO:酸化第二銅)がキュープライト(Cu2O:酸化第一銅)より多く含まれており,大仏が火災に遭った可能性が指摘されていた。しかし,測定部位が美術史研究によって後補であるとされていた部位であった。そこで本研究では,美術史研究によって鋳造当初と考えられる部分(4か所)および後で補修したと考えられる部分(4か所)その他(2か所)についてX線解析分析を行った。キュープライトとテノライトの強度比をそれぞれの測定箇所で調べた。その結果,従来鋳造当初と考えられていた(左頬)と後で補修したと考えられていた「鼻先」のいずれにおいてもキュープライトの強度が高く,その他の場所ではテノライトの強度が高かった。このことから,強度比と鋳造当初・後で補修の区別の間に明瞭な関係は見いだされなかった。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
X線回折法 
引用文献 (6件):
  • 久野健:『仏像の歴史-飛鳥時代から江戸時代まで-』、山川出版社(1987)
  • 毛利久:「飛鳥大仏の周辺」、『仏教芸術』67(1968)
  • 町田甲一「元興寺本尊 飛鳥大仏」『国華』942、1974年、『上代彫刻史の研究』所収、吉川弘文館、1977年 久野健「飛鳥大仏論(下)」『美術研究』301、1975年
  • 『鹿園雑集』19号、奈良国立博物館、(2017)
  • 桜庭裕介:飛鳥寺本尊丈六釈迦如来坐像について、『奈良美術研究』14号、59-69(2013)
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る