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J-GLOBAL ID：201702226281165603   整理番号：17A0127398

巨大地震・台風の複合災害による大阪港沿岸部の高潮浸水予測

著者 (4件)： 川崎浩司 ((株)ハイドロソフト技術研究所 研究開発センター) ,  KIM Myoungkyu ((株)ハイドロソフト技術研究所 河川・海岸解析グループ) ,  下川信也 (国立研究開発法人防災科学技術研究所 観測・予測研究領域 水・土砂防災研究部門) ,  村上智一 (国立研究開発法人防災科学技術研究所 観測・予測研究領域 水・土砂防災研究部門)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_13-I_18(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地球温暖化による台風の強大化と海面上昇の影響により,深刻な甚大な高潮災害が発生することが危惧されている.また,地震後に陸域地盤が沈下した場合,より一層の甚大な浸水災害が生じる可能性がある.昨今,南海トラフ地震の発生が懸念されている中,地震後の高潮災害への対策について議論することは重要である.そこで,本研究では,大阪港沿岸部を対象に,南海トラフ巨大地震後に,既往台風あるいは巨大台風が襲来したときの高潮浸水解析を行い,現状の海岸施設の防護レベルについて検討した.その結果,地震発生後に,海岸・河川堤防等の防護施設が機能しない沿岸部に長期滞在することは危険で,小規模の台風が襲来した場合においても人的・物的被害を拡大する可能性があることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： 港湾 ,  大阪府 ,  沿岸 ,  高潮 ,  水害 ,  地球温暖化 ,  大型 ,  *台風 ,  *海面上昇 ,  プレート間地震 ,  大地震 ,  *大津波 ,  流出解析 ,  *高潮災害 ,  南海トラフ地震
準シソーラス用語： *大阪港 ,  *高潮水害 ,  南海トラフ巨大地震 ,  *浸水解析

著者キーワード (6件)： complex coastal disaster ,  huge earthquake ,  huge typhoon ,  storm surge ,  inundation prediction ,  Osaka Port

分類 (7件)： 気候学,気候変動  (DC05140T) ,  大規模擾乱,台風,大気重力波  (DC05070R) ,  波浪,潮流  (DC06040R) ,  海岸工学  (RC13000X) ,  洪水対策  (RC12040I) ,  港湾工学一般  (RC15010W) ,  地震活動  (DC03030L)

引用文献 (8件)：

• 1) 柴木秀之,鈴山勝之,江崎竜夫:越流と越波を考慮した高潮浸水の数値計算,海洋開発論文集,第22巻,pp. 70-74,2008.
• 2) 川崎浩司,丹羽竜也,水谷法美:高波の影響を考慮した高潮・高波氾濫モデルの構築とその精度検証,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 66,No. 1,pp. 196-2000,2010.
• 3) The SWAN Team : SWAN user manual, SWAN Cycle III Version 40.72ABCD, 2009.
• 4) Yabe, T. and T. Aoki : Universal solver for hyperbolic equations by cubic-polynominal interpolation I. one-dimensional solver, Computer Physics Communications, Vol. 66, pp. 219-232, 1991.
• 5) 田島芳満,川崎浩司,浅野雄司,Noel M. Ortigas:台風Haiyanに伴うレイテ島およびサマール島における高潮・高波特性の分析,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 70,No. 2,pp. I_1431- I_1435.

タイトルに関連する用語 (8件)： 巨大地震 ,  台風 ,  複合災害 ,  大阪港 ,  沿岸部 ,  高潮 ,  浸水 ,  予測