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J-GLOBAL ID：201702226396443470   整理番号：17A0459639

環境振動によるRC造建物の室内環境への影響に関する実測調査

著者 (5件)： 會田祐 (長谷工コーポレーション) ,  池田清志 (長谷工コーポレーション) ,  法身祐治 (長谷工コーポレーション) ,  安部真一郎 (長谷工コーポレーション) ,  田中成樹 (長谷工コーポレーション)
資料名： 長谷工技報  (Haseko Technical Research Report)
号： 33  ページ： 29-35  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： Y0730A  ISSN： 0916-1783  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,都市部において,鉄道軌道や高架道路等に近接する集合住宅の建設が増加しており,これら交通施設から発生する環境振動に対する建物内の室内環境確保が求められる状況にある。本報では,RC造集合住宅を対象に,鉄道軌道や道路からの環境振動による室内環境への影響について実測調査を実施した。実測結果の概要と,実測結果に基づく主な知見を以下に示す。・鉄道軌道等に近接する,RC造集合住宅10現場における地盤振動の実態を,体感振動領域ならびに固体音領域に関して示した。・地盤振動に対する建物基礎の入力損失を実測結果より求め,振動源・建物の各種条件における傾向を整理することで,環境振動影響の机上推定に有用なデータを整備した。・建物内の高さ方向の振動増幅・減衰の傾向を実測により示した。体感振動領域の鉛直方向振動に関しては,建物内の減衰が期待できないことが示された。・室内の体感振動を予測する上で必要となる,床スラブの共振による振動増幅の実態を示した。・地下鉄軌道による室内固体伝搬音の影響に関して,躯体振動と室内音圧の対応を実測により示し,既往の固体伝搬音計算式について,概略的設定条件を適用する際の補正値の目安を提示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *交通振動 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  屋内環境 ,  *現地調査 ,  *集合住宅 ,  鉄道軌道 ,  地盤 ,  *振動応答 ,  建築基礎 ,  損失 ,  測定データ ,  予測誤差 ,  増幅現象 ,  減衰特性 ,  上下揺れ ,  コンクリートスラブ ,  共振 ,  音響 ,  近似式
準シソーラス用語： 環境振動 ,  入力損失 ,  固体伝搬音

分類 (2件)： その他の騒音・振動  (SB04040P) ,  建築環境一般  (RB02010T)

引用文献 (7件)：

• 貝瀬ほか:「防振地中壁を構成する防振材の振動遮断性能評価方法に関する一考察」,東急建設技術研究所報 No.40(2014年)
• 藤澤ほか:「固体音領域における建物への鉄道振動の入力に関する研究」,大林組技術研究所報 No.77(2013年)
• 日本建築学会編:「建築物の振動に関する居住性能評価指針・同解説」、日本建築学会(2004年5月)
• 日本建築学会編:実務的騒音対策指針・応用編,技報堂出版(1987年5月)
• 山原浩:「環境保全のための防振設計」,彰国社(1976年)

タイトルに関連する用語 (4件)： 環境振動 ,  RC造建物 ,  室内環境 ,  実測調査