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J-GLOBAL ID：201702226469423602   整理番号：17A1241437

心房性ナトリウム利尿ペプチドの3種の分子型:定量的解析と生物学的特性化【Powered by NICT】

Three molecular forms of atrial natriuretic peptides: quantitative analysis and biological characterization

著者 (3件)： Nagai-Okatani Chiaki (Biotechnology Research Institute for Drug Discovery, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, Ibaraki, Japan) ,  Kangawa Kenji (National Cerebral and Cardiovascular Center Research Institute, Osaka, Japan) ,  Minamino Naoto (Omics Research Center, National Cerebral and Cardiovascular Center, Osaka, Japan)
資料名： Journal of Peptide Science  (Journal of Peptide Science)
巻： 23  号： 7-8  ページ： 486-495  発行年： 2017年 
JST資料番号： W0824A  ISSN： 1075-2617  CODEN： JPSIEI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)は,主に心臓組織で産生され,内分泌および自己分泌/パラクリン系における心血管ホメオスタシスの維持に重要な役割を果たし,バイオマーカーとしての臨床応用と心臓病の治療薬を持っている。ANPはシグナルペプチダーゼによる処理とプロホルモンとしての分泌か粒中に貯蔵されたプレプロホルモンとしての心房心筋細胞により合成した。分泌過程中のコリンによるANPのその後の蛋白質分解プロセシングは28アミノ酸残基からなる生物活性型をもたらした。心房壁と複数の体液性因子の機械的伸展は,ANPの転写と分泌を直接刺激する。分泌ANPはグアニル酸シクラーゼA/natriureticペプチド受容体Aへの結合を介して産生される環状グアノシン一りん酸を介してナトリウム利尿と利尿作用を誘発する。循環ANPは中性エンドペプチダーゼによるナトリウム利尿ペプチド受容体C仲介機構と蛋白質分解による急速なクリアランスを受ける。ヒトでは,ANPは三種の内因性分子型:生物活性α-ANP,β-ANPと命名されたα-ANPのホモ二量体,proANP(γANPとも呼ばれる)と命名されたANP前駆体として存在した。,循環中の微量型として,proANPと特にβ-ANPは心疾患患者で増加し,不活性N末端proANP関連フラグメントによりモニターすることができない異常proANP処理をもたらす病態生理学的状態のモニタリングの有用性を示唆している。三ANP型の個々の定量のための新たなプレートに基づくサンドイッチイムノアッセイは,診断的意義と正味ANP生物活性の評価を可能にする。この新しいツールは,心臓疾患の病態生理に関する更なる理解を提供するかもしれない。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 生物活性 ,  *ANP【ペプチド】 ,  心臓病 ,  内分泌 ,  *心房 ,  ホメオスタシス ,  クリアランス ,  タンパク質分解 ,  心筋細胞 ,  病態生理 ,  バイオマーカー ,  ヒト ,  アミノ酸残基 ,  ホルモン前駆体
準シソーラス用語： *ナトリウム利尿 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 心房性ナトリウム利尿ペプチド ,  ナトリウム利尿ペプチドファミリー ,  分子形 ,  ペプチド定量 ,  biomarker ,  心疾患

分類 (1件)： 生理活性ペプチド  (EB08100U)

タイトルに関連する用語 (4件)： 心房性ナトリウム利尿ペプチド ,  分子 ,  定量的解析 ,  生物学的特性