文献
J-GLOBAL ID:201702226806028098   整理番号:17A0552099

水分子の配向性フリップ-フロップで分った空気/水界面でのヘモグロビンの等電点の変化

Change of the isoelectric point of hemoglobin at the air/water interface probed by the orientational flip-flop of water molecules
著者 (8件):
資料名:
巻: 19  号: 16  ページ: 10292-10300  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
蛋白質の吸着の分子的機構の解明は今後のバイオテクノロジーの発展に不可欠の重要性を持つ。今回界面選択的非線形振動分光法を用いて界面水分子の配向を検出し,空気/水界面の蛋白質装入を調べた。ヘテロダイン検出振動和周波発生(HD-VSFG)分光法を用いて空気/水界面にあるヘモグロビン,ミオグロビン,血清アルブミン及びリゾチームのImχ-(2)スペクトルをCHとOHの伸縮振動域で測定し,界面水分子の配向性フリップ-フロップを検出することにより蛋白質の等電点を計算した。衝撃的なことに,ヘモグロビンの等電点が空気/水界面ではバルクでより大きく(pHで約1ポイント)低下した。これは主として空気/水界面での蛋白質の構造が変ったことに帰せられるであろう。空気/水界面に置いたミオグロビンの修飾も同様の機構で解釈できそうである。この効果は他の蛋白質の通常のVSFGで検出する界面ではまだ報告がなく,このことで配置界面への蛋白質に固有な様式での劇的な影響が起き得る構造改変の重要性が強調される。HD-VSFGを用いる直接測定により界面の蛋白質配置への効果が新しく解明され,種々の界面に吸着した蛋白質の等電点の変化のベールを剥ぐことができる。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酸塩基平衡  ,  蛋白質・ペプチド一般 

前のページに戻る