抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,小型自律無人航空機(ドローン)を用いて,空中に立体的な無線メッシュネットワークを構築する技術の確立を目的とする。本研究の特徴は,ドローンの編隊飛行に加え,MU-MIMO(Multi User-Multiple Input Multiple Output)やMassive MIMO(Multiple Input Multiple Output)のような多角度への動的な複数指向性ビーム(放射電波)を制御し,3次元のメッシュネットワークをフレキシブルに構築する。この技術により,災害時の広範囲探索や建造物の短時間3D映像スキャニング,多視点切り替えのリアルタイム映像配信などが実現できる。ただし,空中に浮遊するドローンは完全に静止することが困難なため,指向性ビームの形成とドローンの編隊飛行は協調して制御が必要となる。また,立体的なネットワークを構築するため,従来の平面を想定したネットワークと異なる効果や課題などが考えられる。本報告では,提案手法の効果や課題について整理し,今後の展望について述べる。(著者抄録)