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J-GLOBAL ID：201702227650968402   整理番号：17A1224666

複数の離岸堤付近で発生する離岸流の流況把握

RIP CURRENT DYNAMICS AROUND DETACHED BREAKWATERS

著者 (3件)： 犬飼直之 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻) ,  櫻井龍亮 (株式会社本間組) ,  山本浩 (長岡技術科学大学 技術支援センター環境・建設技術分野)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_186-I_191(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 離岸流は見極めが困難である事が水難事故発生の原因でもある.新潟県内では離岸堤付近でも水難事故が発生していることから,離岸堤付近で発生する離岸流の流況及び発生要因を把握する事を目的に,現地調査及び数値計算を行った.まず,海上保安本部及び新聞記事データベースより得た新潟県内の水難事故情報より,離岸堤付近で発生した離岸流事故を抽出した.次に新潟市五十嵐浜で海面着色剤を用いて離岸流を可視化し,UAVで上空から撮影して離岸流発生状況を把握した.複数回の調査より,波浪条件での離岸流の発生状況の違いを把握した.その後数値実験を行い波浪条件の変化による離岸流発生状況の変化を把握した.これにより,離岸堤付近では離岸流は砂浜のカスプ地形の両側で発生し,波高・周期の変化により合流叉は別々の挙動を示す事を確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： *離岸堤 ,  状態 ,  新潟県 ,  現地調査 ,  数値計算 ,  *沿岸流 ,  無人機 ,  空中写真 ,  波浪 ,  海岸地形
準シソーラス用語： *離岸流 ,  流況 ,  海浜地形

著者キーワード (6件)： rip current ,  igarashi ,  niigata ,  numerical simulation ,  UAV ,  detached breakwater

分類 (2件)： 沿岸海洋物理学  (DC06060N) ,  海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (7件)：

• 1) 海上保安庁救難課マリンレジャー安全推進室:平成25年 釣り中の事故発生状況,海上保安庁,http://www.kaiho.mlit.go.jp/marine/figure/2013fishing.pdf,2013.
• 2) 犬飼直之,木下茂生:海浜事故防止のための波浪推算および調査に関する研究,土木学会,海洋開発論文集,第23巻,pp. 667-677, 2007.
• 3) 犬飼直之,江尻義史,大竹剛史,山本浩,細山田得三:新潟東港周辺における突堤で囲まれたカスプ地形海岸での離岸流の生成機構について, 土木学会,土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 71, No. 2, I_1687-I_1692, 2015.
• 4) (独法)港湾空港技術研究所:NOWPHAS(全国港湾海洋波浪情報網)(オンライン),国土交通省,http://www.mlit.go.jp/kowan/nowphas/. 2011.
• 5) 堀川清司:海岸工学,東京大学出版会,p. 64,1991.

タイトルに関連する用語 (4件)： 離岸堤 ,  離岸流 ,  流況 ,  把握