抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「めっき」を応用した技術の一つである電鋳法は,表面形状を転写する技術であり,金型製造,光学素子製造に用いられている。本稿では,著者がこれまで取り組んできた高精度電鋳法の開発と軟X線回転楕円ミラー作製に応用した例について説明した。まず,高精度電鋳プロセスの開発において,電極形成法(電極形成に用いた成膜装置)および定期的に全体を減圧させ,気泡を拡大させ浮力による除去する減圧電析装置の開発について説明した。そして,本研究では,表面上の気泡発生の様子を直接観察することで,気泡発生とNi電析状態の関係を明らかにし,減圧における気泡の除去効果を確認した。次に,転写精度の評価と変形解析に言及し,真円度測定装置による転写精度の評価,周方向プロファイルの変形解析,およびSPring-8での回転楕円ミラーの評価についてそれぞれ説明した。